2026.09.13NEW

同志社大が2年連続勝利…日本最古の定期戦/立大-同志社大

《写真集》

 1950年に始まり、日本最古の歴史を持つ大学対抗戦、立大と同志社大の第74回定期戦が9月12日、埼玉・立大新座キャンパスの体育館内で行われ、同志社大が4-3で勝利。2年連続勝利を成し遂げ、通算成績を55勝19敗とした(注=1951年にスタートした早大と慶大の定期戦は、コロナのときも実施していたので、今年が第76回となり、回数ではこちらが最多となる)。

▲74回を迎えた立大と同志社大の定期戦。関東と関西とで、ここまで長く続いているのは異例ではないか

 試合は、両チームの主将、同志社大・安渡翔(57kg級=山口・豊浦高卒)と立大・平岡大河(61kg級=神奈川・磯子工高卒)がそれぞれ勝って1勝1敗。74kg級に起用された西日本学生新人選手権70kg級優勝の同志社大・大田譲(神奈川・日大藤沢高卒)が、U17世界選手権出場の実績を持つ立大・西原丈陽(群馬・館林高卒)を破る殊勲で、同志社大が3勝目をマークして“王手”。

 86kg級の2026年西日本学生新人選手権79kg級3位の川村隆真(大阪・同志社香里高卒)が4勝目を挙げ、昨年に続く勝利を決めた。

▲86kg級で川村隆真(青)が勝ち、同志社大が勝利を決めた

「ポイントを絶対にやらない粘りを」…同志社大・福田耕司監督

 同志社大の福田耕治監督は「70kg級と74kg級あたりが勝負と思っていた。ここを1勝1敗だったことがよかった」と話し、予定通りの2年連続優勝を強調。全日本学生選手権が終わって小休止したあとの再スタートで、2024年まで4連敗していた相手に2年連続で勝ち、12月の西日本学生秋季リーグ戦へ向けて弾みがついたことを強調した。

 しかし、両チームとも強豪大学の選手に比べると粘りのなさが目立ったそうで、「ポイントを絶対にやらない粘りを見せてほしい。それがなければ、今より上に行くことはできない」と話した。

▲勝利カップは2年連続で同志社大へ

 立大の尾形博監督は「勝てなかったのは、これが今の立教の実力。今年はけがが多く、士気も上がらなかった。同志社大学が西日本リーグで順位を上げてきてるとはいえ、フルメンバーがそろえば負けるシナリオはなかっただけに、残念」と話す。西日本学生界で勢いを増しているチームに3-4のスコアは、責められる結果ではないと思われるが、「一部リーグ復帰と定着が目標。ここで勝ち、乗り越えていかなければならない。もっと練習するしかない」と厳しく振り返った。

 試合後の懇親会では「来年は、こうはいきません。勝ちに行くので応援よろしくお願いします」と強調し、3連敗は避ける意気込みを見せるとともに、来週(19日)に予定されている東京6大学リーグ戦(明大生田キャンパス)での好成績を誓った。

▲会場風景。もう少し応援者がほしいところ…

四半世紀を超え、100回が見えてきた! 

 立大は、創部前の1932年ロサンゼルス・オリンピックに加瀬清が出場し、1938年にレスリング部がスタート。翌1939年、関東学生リーグ戦に早大、慶大、明大、専大に続く5番目の大学として加入。1955年東日本学生王座決定戦で3位に入賞。全日本王者や全日本学生王者も誕生した。

 1961年に体育会推薦枠が縮小され、1970年には廃止へ。ときに部員不足で廃部の危機に直面したが、大学の入試改革もあって2003年から復活の道を歩み、2022年東日本学生リーグ戦で二部リーグで優勝。入れ替え戦でも勝ち、61年ぶりに一部リーグへ昇格

 リーグ改編で昨年から二部リーグに属し、2年連続で4位。一部再昇格を目指している。同リーグ戦にはいつもチアガールによる応援があり、大会を盛り上げている。

▲東日本学生リーグ戦を華やかにする立大のチアガール=2026年5月

 同志社大は1945年に創部。1947年に始まった関西学生リーグ戦の当初からのメンバーで、1963年に初優勝。1980年代後半から1990年頃までは常に優勝を争う存在へ。1983~1990年の16季(年2回)で10度のリーグ戦を制覇した。この間、大学王者も誕生している。

 その後、二部リーグ転落を経験しながらも、2014年秋季に49季ぶりの優勝を達成。2015年は春秋連覇し、2017年春季にも優勝し、通算で18度の優勝を誇る。昨年春季に二部リーグ優勝を遂げて一部リーグへ復活。今年春季は4位に躍進した。

▲「ミス同志社」に選ばれた木村桜子さん(前列右下)がマネジャーを務める同志社大。華やかさでは負けていない=2026年5月、西日本学生春季リーグ戦

 京都と埼玉で交互に実施している伝統の定期戦。一昨年は立大の創立150周年、昨年は同志社大の150周年と、大学の歴史もほぼ一緒。観戦し懇親会参加のOBからは、「定期戦の100回が見えてきた。もっと高いレベルで、100回を目指そう」などという言葉が飛び交い、両大学の今後の健闘を願う声が挙がっていた。