6月9日、87歳で死去した八田正朗氏(日本レスリング界生みの親、八田一朗氏の長男、関連記事)を「偲ぶ会」が8月30日、米国ミシガン州バークレーで行われた。
オクラホマ州立大時代のルームメイトのシェルビー・ウィルソン氏(1960年ローマ・オリンピック・フリースタイル67kg級優勝)、教え子のスティーブ・フレージャー氏(1984年ロサンゼルス・オリンピック・グレコローマン90kg級優勝)の2人のオリンピック金メダリストも参加。長男の八田翁淳さんとともに、報酬を求めず、子供たちにレスリングを教えていた故人のレスリング愛を口にしたという。(写真は、ご家族提供)
■長男・八田翁淳さん「学校でイベントを行う場合、通常はスペースを借りて行いますが、父は自分の練習に参加する人から誰一人としてお金を取ったことがありません。その結果として、オリンピック金メダリストや、NCAAで優勝や入賞を果たした人々、州王者になった人々、そして成功したビジネスオーナーになった人々が生まれました。
父が与えた影響、長年にわたって触れてきた数々の人生のことを思うと、父が人々のためにしてきたことの素晴らしさを心から実感します」
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■シェルビー・ウィルソン氏「マサアキとは、コーチとしてではなく一人の友人として出会いました。大学時代に出会って以来、お互いに深い尊敬の念を持つ無二の親友となり、規律正しくハードなトレーニングに打ち込む姿勢や生き方を共有しました。彼の厳格さと精神は、子供たちの教育や文化の継承にも深く活かされ、練習における驚異的な粘り強さや万全の準備を怠らない姿勢は、私の人生における大きな教訓となりました。
コーチとして多くの教え子に心を伝え続けたマサアキの姿を通し、人生の最後に残るものは実績ではなく『家族や愛する友人たちとの絆(きずな)』であると痛感しています。今なお家族や仲間との温かいつながりが続いていることに、深い感謝と名誉を感じています」
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■スティーブ・フレージャー氏「マサアキはNCAAチャンピオンであり、オクラホマ州立大学で3度オールアメリカンに選ばれ、世界選手権で銀メダルを獲得しました。ヘイゼルパーク高校に彼がいるなんて信じられませんでした。まるで自分の街のボクシングジムにモハメッド・アリがいるような気分でした。
マサアキの練習に通うようになり、マサアキこそが私の人生において、すべてのいいことの始まりとなりました。州チャンピオン、ミシガン大学での奨学金、オリンピックの金メダル…。マサアキが、私の人生や他の子供たちを助けてくれたことを、本当に光栄に、そして幸運に思っています」