《上から続く/実行副委員長 森下敏清》
最終日の練習が終わり、選手は役場で昼食。地元スタッフは会場の後片付けです。キャンバス以外のマットや備品を各学校に返却し、夕方の見送りへ備えました。
選手は食事のあと海へ。乙千代が浜に、潮の満ち引きでうまく海水が入るような“天然のプール”があり、小魚などを見ることができます。その隣には、私が昔入っていたプール(海水をくみ上げてためている)があり、楽しい時間を過ごすことができました。
お土産屋へ行ったあと空港へ。私たちは役場から借りてきた大きな横断幕でお見送り。飛行機に乗り込むときは、ボーディングブリッジからよく見えるように掲示しました。それにも感動していただいたものと思います。
飛行機が滑走路を離れるまで見送り、解散となりました。翌9月1日、最後に残っていたキャンバスを日体大桜華高校経由で都立三商へ返還し、八丈島合宿が終わりました。
■閉会式での太田拓弥氏の謝辞「この活動も21年目に入ります。この活動を高校時代の同級生の沖山君が知り、『ぜひ八丈島でやりたい』ということで、2~3年くらい前から計画していました。ようやく、実現することができました。空港に着いて、横断幕で出迎えしてもらえるとは思っていませんでしたし、すごいおもてなしを受けて非常に感動しました。
私は和歌山県新宮市の出身です。新宮高校のレスリング部が2000年の初めになくなりましたが、和歌山国体を機に、今は大きな体育館にマット6面で350人集まっての合宿をやっています。
年に3回大きなイベントがあり、夏は高校生と大学生の合宿、近畿の高校生の大会、12月にはちびっこの大会です。
この八丈島にもレスリングを通して寄与していきたいという思いがあり、この合宿を計画しました。八丈島には現在、マットがありません。レスリング経験者が島に10人ぐらいいると思いますので、皆さんで協力してレスリング教室をあらためて立ち上げてもらおうと思います。『わくわく』だけではなく、私が大東文化大学のコーチもしておりますので、大学生を連れてくるなどして定期的に合宿を行い、八丈島でレスリングが再燃することを祈っています。
最初は難しい面があったと思いますが、森下先生、同級生の沖山君を中心に、ここまで盛大にやってもらったことに感謝しています。打ち上げ花火で終わるのでなく、継続してやり、これを機会に八丈島でレスリングを復活してもらえればと思います。ありがとうございました。お世話になりました」
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■閉会式での大澤教育長のあいさつ「皆さんの練習をしている表情が、とても素敵でした。皆さんが来る前から、沖山尚春さんが何度も教育委員会に足を運んで、いろいろな計画を聞きました。
(0からではないが)初めてのスタート。教育課だけではなく、福祉課がかかわり、ここ福祉センターが借りられたことはすごいことです(当初は使用不可=沖山が町長に直談判して決定)。もし、エアコンがない中だったらどうなっていたかなと思います。八丈町全体で後援できたことはよかったと思います。レスリングの経験者も一緒になって、いい2日間だったと思います」
■わくわくレスリング教室・八丈島実行委員長:沖山尚春(茨城・霞ヶ浦高OB)
--この合宿を行うにあたり、大変だったことは何ですか?
沖山 八丈島には現在、レスリングの組織がありません。他団体への協力を依頼して回り、町の後援事業として認めてもらうまでが大変でした。
--今後の方向性は?
沖山 八丈島にレスリングを復活させ、道場を作りたいと思います。
--また、わくわくレスリング教室が来島したら、受け入れますか?
沖山 今後も続けていきたいと思います。今回、初めて「わくわくレスリング教室」を開催し、いろいろな方と交流ができ、町の方々にも協力いただくことができました。
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■八丈町教育委員会教育長・大澤道明(中学時代にレスリング経験あり)
--この事業を後援しようと考えた理由は?
大澤 レスリングは、八丈島では伝統あるスポーツであったことと、優秀な選手が出ていることです。もう一点は、障害ある方でも格闘技の中でルールを守りながら立派に競技をしており、福祉の観点からも感銘を受け、後援しようと思いました。
--実際にレスリングを見た感想は?
大澤 やっている選手の表情が素晴らしいです。きつい中にも、笑顔、安全性、やる気が見えて技術の高さを感じることができました。
--八丈島のPRをお願いします
大澤 自然豊かな八丈ブルーの海、自然豊かな山、何より人々の温かさ、そういった自然の中で皆さん来ていただき八丈島を満喫していただくとともに、楽しんでいただけるそんな場所です。ぜひ、いらしてください(東京羽田空港からフライトで1時間。フェリーなら東京竹芝桟橋から10時間)。
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■わくわくレスリング教室代表・太田拓弥
--八丈島で合宿をしようと思ったきっかけは何ですか?
太田 高校の恩師の大澤(友博)先生の生まれ故郷でレスリングを復活させたい、という思いがありました。高校時代の同級生の沖山尚春君に声をかけ、ぜひとも「わくわく教室」の合宿を八丈島でやろうということを2・3年前から計画し、今回に至りました。
--実際に八丈島で合宿をしてみた感想は?
太田 風光明媚な土地で、人の温かみを感じることができました。準備は大変だったと思いますが、おかげさまでいい合宿ができています。
--今後の「わくわくレスリング教室」の方向性をお願いします
太田 このようなチームが、東京の町田、京都の立命館、福島いわきのクリナップキッズにあります。そのチームと以前のように大会を行うことが目標です。この冬には、立命館と合同合宿を行い、徐々に普及させていこうと関係者で話をしています。
《完》