2026年インターハイの学校対抗戦の出場46チームで、唯一、女性監督が指揮する櫻美学園(宮崎)が、初出場にしてベスト8進出を果たした。準々決勝は、優勝候補の一角だった大体大浪商(大阪)に、第7試合に決着がもつれるほどの善戦。チームスコア3-4で敗れたが、初陣としては十分な成績。
そのあとの個人対抗戦では55kg級で小此木仁乃祐が優勝。創部3年目の夏は充実した結果と言えるだろう。
世界選手権出場の経験もある松雪成葉監督(至学館大OG)は「選手達は本当に優勝を目指していたので、(自分も)優勝したい気持ちはあった。まあ、よくやってくれたと思います」と、選手をねぎらった。
自身も10年前のインターハイに出場しているが、女子に学校対抗戦はないので、初めて経験するインターハイの団体戦。“初ものずくし”だったが、宮崎県内での闘いは「あと一歩」が続いていたので、出場さえすれば優勝を狙う力はあると感じていた様子。それだけに、近畿の強豪に一歩及ばなかった結果が無念そう。
現在の3年生は、入学したときから「全国優勝したい」と口にしていたそうで、その決意どおり、練習は3年生が中心になってメニューを組み立て、自主的かつ積極的に取り組んできたという。「選手の『強くなりたい』という気持ちが、この成績につながったと思います」と、選手の気持ちゆえの成績であることを強調。あらためて今大会にいたるまでの選手の激闘を賞賛し、「感謝します」と話した。
3年生が5人抜けるので、来年はあらためて強化しなければならない状況。「結果を求めて、しっかりやりたい。その前に、このあとの個人戦をしっかりやることが、来年につながることだと思います」と気を引き締めた。
チームのエースで、昨年のU17世界選手権優勝の小此木仁乃祐は、大体大浪商戦で勝ったにもかかわらず大粒の涙。「みんなで練習してきました。チームが負けてしまったので…」がその理由で、団体優勝へ向けての強い気持ちがあったことを吐露。その悔しさを個人対抗戦優勝という結果で晴らした。