(2026年10月24日、カザフスタン・アスタナ / 取材=布施鋼治)
■男子グレコローマン55kg級・岡本景虎(Triple G=初戦でカザフスタンの選手に敗北)「自分のレスリングをすることを徹底して試合に挑んだ。自分がやってきたことは、間違いではないと思う。世界で通用すると信じて練習してきたけど、やっぱりグラウンドの外国人の力強さと、自分のスタンドで取り切れないマイナスの面が試合に出たと思います。
(1-5で迎えた)第2ピリオドは、得意のツーオンワン、サイドチェンジ(グラウンドで下の体勢になった選手が体勢を入れ換えるカウンター技術)、がぶりを生かしてやろうと何度もトライしたけど、相手も意地を出してきた。(相手のホームでの試合で、大声援を受けていたことについて)逆に、自分も注目を浴びていて気持ちよかった。向こうは(応援を)力に変えた試合だったんじゃないかと思います」
■男子グレコローマン82kg級・藤井達哉(栗東市役所=2回戦でモルドバの選手に0-9で敗北。敗者復活戦には回れず)「悔いが残るというわけではないですけど、『もうちょっとできたんじゃないか』という気持ちもあります。世界選手権という舞台に出場することで、職場や周りの人の理解を得ながら、なんとか出場することができたという部分があります。いい経験になったかな、と思います。
職場の皆さんからは『頑張ってきて』『日本から応援しているよ』という声をいただきました。ちょうど繁忙期の中、自分が抜けてしまったけど、それでも快く送り出してくれました。結果で恩返ししたかったけど、世界で闘っていくことは難しいと、あらためて実感しました。2回戦の相手は格上の選手。何かひとつ、自分の持ち味を出したいと思ったので、投げに活路を見出そうと思いましたけれど、難しかった。来年、自分にチャンスがあるかは分からないけど、国内で一から頑張っていきたい」