2026.10.01NEW

仲里優力(松尾建設)と尾﨑野乃香(慶大OG)が優勝…2026年アジア大会・第2日

 2026年アジア大会レスリング競技第2日は10月1日、愛知・名古屋市稲永スポーツセンターで男子グレコローマン3階級、女子1階級が行われ、男子グレコローマン97kg級の仲里優力(松尾建設)と女子62kg級の尾﨑野乃香(慶大OG)が優勝した。

 同77kg級の日下尚(マルハン北日本カンパニー)が銀メダル、男子グレコローマン60kg級の鈴木絢大(レスター)は銅メダルを手にした。

 仲里優力は、初戦の2回戦で4月のアジア選手権で敗れたイスラム・イェブロエフ(カザフスタン)にテクニカルスペリオリティ勝ち。準決勝で2023年アジア選手権優勝のメフディ・バリハムザフデフ(イラン)を5-4で撃破。決勝で、今年のアジア選手権2位のニテシ(インド)を4-0で下し、金メダルを引き寄せた。

 仲里は昨年のアジア選手権2位を上回り、国際大会で初の優勝を達成。これまでアジア大会・男子グレコローマンで最重量級の優勝は、1986年大会90kg級の森山泰年で、それを上回る日本史上最重量級での優勝。アジア選手権を含めると、1989年大会100kg級で近藤務が優勝したことに続く快挙となった。

▲昨年のアジア選手権2位を上回る金メダルを獲得した仲里優力(松尾建設)

 尾﨑野乃香はモンゴルとインドの選手を破って決勝へ進出。昨年のアジア選手権で敗れたキム・オクジュ(北朝鮮)と対戦。序盤にテークダウンを奪って2点を先取。以後、相手の反撃を許さない固い守りを維持。相手のアクティブタイムで1点を加え、3-0で勝った。前回大会の銀メダルを上回る成績で、4月のアジア選手権優勝に続き、アジアの2大会を制した。

▲昨年のアジア選手権で負けたキム・オクジュ(北朝鮮)にリベンジして金メダルを手にした尾﨑野乃香(慶大OG)

 日下尚は、1回戦で2022・23年世界王者のアクジョル・マフムドフ(キルギス)と激突。第1ピリオド終了間際に相手の投げをつぶしてフォール勝ち。2回戦で2024年パリ・オリンピック決勝の相手、デメウ・ジャドラエフ(カザフスタン)を相手に6-9の劣勢をはね返し、11-9の勝利。準決勝は前回大会3位のルイ・リウ(中国)を破った。

 決勝は昨年の世界選手権5位のアリレザ・アブデバリ(イラン)と対戦。2点を先制される展開へ。第2ピリオド、3-3(相手有利)と追い上げたが、場外ポイントと投げ技の失敗でポイントを失い、3-5で敗れた。

 鈴木絢大は1回戦でカザフスタン選手を破ったあと、2回戦でアジア選手権優勝のアリシャー・ガニエフ(ウズベキスタン)に黒星。同選手が決勝へ進んだことで敗者復活戦に回り、フィリピン選手を破って3位決定戦へ。昨年のU23世界選手権2位のサジャド・アッバスプーラガニ(イラン)を7-4で破った。前回大会の銀メダルに続くメダル獲得。

 男子グレコローマンは全日程を終了。日本は「金2・銀2・銅1」を獲得。前回大会の「金1・銀1・銅2」を上回った。表彰は行わないが、世界レスリング連盟(UWW)の規定による国別対抗得点は111点をマーク。キルギスの85点を26点も上回って1位となった。

 アジア選手権を通じて男子グレコローマンがアジア1位となるのは、1987年アジア選手権以来。最近のアジア大会では、2018年大会は62点で7位(優勝=イラン100点)、2023年大会は81点で3位(優勝=イラン111点)だった。

 各選手の成績は下記の通り。


男子グレコローマン 

 【60kg級】鈴木絢大(レスター)  3位=14選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[7-4]Sajjad Javid ABBASPOURRAGANI(イラン)
敗復戦 ○[VSU、1:32=8-0]Joe Fer CALLADO(フィリピン)
2回戦 ●[VSU、0:58=0-11]Alisher GANIEV(ウズベキスタン)
1回戦 ○[VSU、1:26=9-0]Yernur FIDAKHMETOV(カザフスタン)

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 【77kg級】日下尚(マルハン北日本)  2位=14選手出場《ブラケット》
決 勝 ●[3-5]Alireza Morad ABDEVALI(イラン)
準決勝 ○[VSU、4:11=9-0]Rui LIU(中国)
2回戦 ○[11-9]Demeu ZHADRAYEV(カザフスタン)
1回戦 ○[フォール、3:00=4-0]Akzhol MAKHMUDOV(キルギス)

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 【97kg級】仲里優力(松尾建設)  優勝=11選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[4-0]Nitesh NITESH(インド)
準決勝 ○[5-4]Mehdi Mohammad BALIHAMZEHDEH(イラン)
2回戦 ○[VSU、10-0]Islam YEVLOYEV(カザフスタン)
1回戦  BYE

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 《国別対抗得点》=表彰なし
[1]日本 111点、[2]キルギス 85点、[3]ウズベキスタン 84点、[4]イラン 81点、[5]中国 51点、[6]インド 47点、[7]カザフスタン 47点、[8]韓国 45点


女子

 【62kg級】尾﨑野乃香(慶大OG)  優勝=12選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[3-0]Ok Ju KIM(北朝鮮)
準決勝 ○[6-0]Mansi MANSI(インド)
2回戦 ○[VSU、2:02=10-0]Altjin TOGTOKH(モンゴル)
1回戦  BYE