2026.08.03NEW

2026年U17世界選手権(アゼルバイジャン)出場の女子チームが帰国

 アゼルバイジャン・バクーで行われていた2026年U17世界選手権に出場した女子チームが8月2日、羽田空港に帰国した。「金3・銅3」を取り、金メダルの数とメダルの数は前年を上回ったが、国別対抗得点は昨年と同じ3位だった。

▲羽田空港での最後のミーティング

 大会日程が重なったため、今大会のメンバーはインターハイ出場をあきらめて出場した選手ばかり。正田絢子監督(京都・丹後緑風高教)は「その分、結果を出さなければならない、というプレッシャーはあったと思うし、けがをしたり、初の国際大会の緊張感が出ていた選手もいた。その状況の中でも団体優勝したい、という気持ちにあふれていて、大きなエネルギーだった」と言う。

 メダルを手にできなかった選手も、実力が劣っているというより、「世界選手権の雰囲気にのまれた面が大きい」と感じたそうで、団体優勝できる力はあったと感じている様子。2023年以来の団体優勝を引き寄せるために必要なことは、「フィジカル的なことであったり、何が何でも勝つ、というメンタル面」を指摘。1点の重みを「もう少し、しっかり考えてほしい」と要望した

 金メダルの数を増やしたことで、チームのムードは明るい様子。今月中旬のU20世界選手権(スロバキア)にも監督として参加予定で、「いい流れで行けると思います」と話した。

 園部竜也コーチ(福井・若狭東高教)は「牧野主将を中心としたチームの雰囲気がよかった。目標だった団体優勝は逃したが、チーム一丸で向かっていく姿勢がありました」と振り返る。優勝した選手は「最初から最後まで自分のスタイルを貫けた」と言う。一方、途中で負けた選手が落ち込みそうになると、周囲が励まして気持ちを切り替えさせてメダル獲得を助けたそうだ

 来年以降の代表選手チームは、「今年のチームの雰囲気と成績が目標となればいいと思います」と話した。

▲メダル獲得選手。古市せら(43kg級)、牧野心咲(46kg級)、内田菜楓(49kg級)、佐々木なつみ(40kg級)、小川璃苑(53kg級)、鈴木珠媛(57kg級)


 ■40kg級優勝・佐々木なつみ(群馬・前橋育英高)「初めての国際大会でしたけど、目標の結果を出して帰国でき、すごくうれしいです。海外の試合は初めてでしたけど、変な緊張もなく、リラックスして自分の試合ができたことが、よかったです。外国選手は日本選手に比べると力が強いと感じたので、フィジカルを鍛えていきたいと思います。これからも気を抜かず、頑張っていきたい」

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 ■46kg級優勝・牧野心咲(福島・ふたば未来学園高)「目標にしていた優勝を成し遂げられて、うれしいです。自分のタックルをどんどん出せて、攻め続けられたことがよかったです。失点したところは、練習でも出ていたところです。練習から改善していきたい。次の大会は全日本女子オープン選手権になります。そこでも優勝したい」

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 ■49kg級優勝・内田菜楓(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)「うれしい気持ちでいっぱいです。自分から攻めていったことがよかったです。決勝の第1ピリオドは脚がうまく動かず、失点してしまったことが反省点です。(姉・内田颯夏=現日大=と比べられるプレッシャーは?)ありますけど、超えることが目標です。この優勝で、ついていくことができました。今年は、あと全日本女子オープン選手権と天皇杯(全日本選手権)があるので、いい成績を残したい」

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 ■43kg級3位・古市せら(千葉・日体大柏高)「初戦を逆転で勝ったのに、2戦目で逆転負けをしてしまって悔しいです。結果は結果として受け止め、次にどうするかをしっかり考えたい。負けた試合は、全体の体力もそうですが、力が劣っていました。負けたあと、気持ちを入れ変えて闘えたことが銅メダルにつながったと思います。今後は、まず日本でいい結果を出せるように頑張りたい」

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 ■53kg級3位・小川璃苑(岐阜・中京高)「銅メダルは取れましたけど、悔しいです。全然うれしくありません。去年も銅メダルだったので、今年は絶対に優勝するつもりでした。(準決勝の)敗因は、一瞬の気のゆるみでフォールされてしまいました。最後(3位決定戦)は自分のレスリングをやって銅メダルを取れたのは、よかったことです。いつまでも落ち込まず、切り替えて、すべての課題を修正して、優勝していきたい」

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 ■57kg級3位・鈴木珠媛(秋田・秋田商高)「初戦で負けて悔しかったのですが、切り替えて(敗者復活戦を)闘い、メダルを取れたことはよかったです。負けた試合は、終始相手のペースで試合を進められてしまいました。気持ちを切り替えられたことで、敗者復活戦はふだん通りの動きができ、それが銅メダルにつながったと思います。今回の課題をしっかり改善し、次の試合(全日本女子オープン選手権)に向けて頑張りたい」