2025年世界選手権(9月、クロアチア)の代表選考を兼ねた2025年明治杯全日本選抜選手権は、6月19日(木)~22日(日)に東京体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権の優勝選手が勝てば世界選手権の代表に決定、別の選手が勝てば、両選手によって当日、プレーオフが行われ、勝者が代表となる。各階級の見どころをさぐった。《大会日程》
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
パリ・オリンピック金メダリストの元木咲良(育英大助手)が参戦。同オリンピック68kg級3位で全日本選手権のこの階級を制した尾﨑野乃香(慶大)との激突があるか。2022年12月の全日本選手権での対戦では、元木が終了間際に逆転勝ち。それから2年半。ともにオリンピックを経験し、技術、精神ともに成長していることが予想される。目が離せない闘いになりそう。
2023年のこの大会で、尾﨑の自力での62kg級オリンピック出場の道を阻んだのは稲垣柚香(自衛隊)だ。その後、U23世界選手権(アルバニア)、2024年ジュニアクイーンズカップU23ー62kg級、全日本選抜選手権と優勝を続けた。故障箇所の手術で全日本選手権は不出場だったが、地力は十分。体調が完全に戻っていれば、2人のオリンピアンを破っての優勝もありうる。
全日本選手権2位でジュニアクイーンズカップU20-62kg級優勝の竹元紫凛(育英大)が、今回も優勝争いに顔を出すか。全日本選手権3位の榎本美鈴(自衛隊)、全日本学生選手権優勝で20世界選手権(スペイン)3位の伊藤渚(日体大)の殊勲はあるか。
【2024年全日本選手権ファイナル成績】
▼決勝
尾﨑野乃香(慶大)○[VSU、3:18=10-0]●竹元紫凛(京都・丹後緑風高)
▼3位決定戦
元木日陽里(育英大)○[6-5]●菱沼綾南(東京・安部学院高)
榎本美鈴(自衛隊)○[VSU、0:59=10-0]●伊藤渚(日体大)
《明治杯全日本選抜選手権・歴代優勝選手》=レスリング・スピリッツ調べ
男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
※昨年12月の天皇杯全日本選手権のこの階級の3位以内の選手以外はアイウエオ順
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《2024年パリ・オリンピック優勝》 元木咲良(もとき・さくら=育英大助手) 2002年2月20日生まれ、23歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高~育英大卒。2025年ジュニアクイーンズカップU23-62kg級優勝《主な成績》 |
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《2024年パリ・オリンピック68kg級3位/2024年全日本選手権優勝》 尾﨑野乃香(おざき・ののか=慶大) 2003年3月23日生まれ、22歳。東京都出身。JOCエリートアカデミー/東京・ 帝京高卒。2025年アジア選手権3位《主な成績》 |
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《2024年全日本選手権2位》 竹元紫凛(たけもと・しりん=育英大) 2006年10月11日生まれ、18歳。広島県出身。京都・丹後緑風高卒。2025年ジュニアクイーンズカップU20-62kg級優勝《主な成績》 |
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《2024年全日本選手権3位》 榎本美鈴(えのもと・みすず=自衛隊) 1997年9月6日生まれ、27歳。青森県出身。青森・八戸工大一高~環太平洋大卒。2024年全日本女子オープン選手権2位《主な成績》 |
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明石知花(あかし・ちか=法大) 2004年11月4日生まれ、20歳。香川県出身。香川・高松北高卒。2024全日本女子オープン選手権3位《主な成績》 |
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伊藤渚(いとう・なぎさ=日体大) 2004年5月16日生まれ、21歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。2024年全日本学生選手権優勝《主な成績》 |
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稲垣柚香(いながき・ゆずか=自衛隊) 2001年9月10日生まれ、23歳。三重県出身。愛知・至学館高~至学館大卒。2024年全日本選抜選手権優勝《主な成績》 |
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岩澤希羽(いわさわ・きわ=秋田ノーザンハピネッツ) 1999年2月8日生まれ、26歳。青森県出身。青森・八戸工高~至学館大卒。2024年全日本女子オープン選手権3位《主な成績》 |
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佐々木すず(ささき・すず=中大) 2005年1月30日生まれ、20歳。北海道出身。東京・安部学院高卒。2025年ジュニアクイーンズカップU20-62kg級3位《主な成績》 |
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東佐和(ひがし・さわ=鹿児島国際大) 2005年12月4日生まれ、19歳。鹿児島県出身。福岡・三井高卒。2024年国民スポーツ大会3位《主な成績》 |
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吉川華奈(よしかわ・はな=JOCエリートアカデミー/東京・帝京高) 2007年5月2日生まれ、18歳。奈良県出身。2025年ジュニアクイーンズカップU20-62kg級2位《主な成績》 |