※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
75kg級オリンピック女王のエリカ・ウイーブ(カナダ)=撮影・保高幸子
同大会は昨年から開始された賞金総額300万ドル(約3億900万円)のイベント。6チームが、エントリーした選手の中からスカウトしてチームをつくり、インドの6都市を転戦して対戦。総当たりリーグ戦のあと、上位4チームによって準決勝、決勝が行われて優勝チームを競う。
各チームとも「男子5選手・女子4選手」「インド選手5選手・外国選手4選手」という構成。今年は今月18日に「オークション」という名称のスカウト会議が行われ、スカウトされれば、それだけでギャラが支払われる。
オリンピック女王のウィーブは「私はオークションに登録しました。スカウトされることを期待しています。プロ・リーグで闘ってみたいと思います」とコメント。登録選手にはスタドニクやマットソンの名もあるという。
インド協会によると、第1回大会から豪華な顔ぶれの大会にしたかったようだが、未知の大会だったことと、オリンピックの前だったことで外国のトップ選手の出場は少なかったという。
昨年の第1回大会優勝の「レバンタ・ムンバイ・ガルータ」。現役世界女王だったアデライン・グレイ(米国)の顔も見える=大会サイトより
同協会のブサン・シン・サラン会長は「今年は豪華にやり、さらに成長させたい。ハサン・ヤズダニ(イラン=リオデジャネイロ大会・男子フリースタイル74kg級優勝)とも交渉している」と話した。
インドからは、2012年ロンドン・オリンピック男子フリースタイル60kg級銅メダリストのヨゲシャワー・ダットやリオデジャネイロ・オリンピック女子58kg級銅メダリストのサクシ・マリクらが出場するという。
3億円を超える賞金総額は、世界のレスリング界で最高の賞金額と思われる。昨年までのゴールデンGP決勝大会の賞金総額は42万ドル(現在のレートなら4326万円)だった。