イランのヘッドコーチ決まる…フリースタイルはジュニア、グレコローマンはカデットから昇格

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　イラン協会は各スタイルの新しいヘッドコーチを発表した。男子フリースタイルは1997年世界選手権58kg級王者で、ジュニアのコーチを担当していたモハマド・タラエイ。2014・15年の世界ジュニア選手権の国別対抗得点でイランを優勝に導いている。

　男子グレコローマンはカデット・チームを３年間率いていた2005年世界選手権60kg級２位のアリ・アシュカニ。今年の世界カデット選手権で金２・銀２を取り、国別対抗得点でイランを優勝させた。

　イランは、フリースタイルでは2014・15年の世界選手権で優勝者はなかったが、リオデジャネイロ・オリンピックでは74kg級でハサン・ヤズダニが優勝。2000年シドニー・オリンピック以来のオリンピック王者を輩出した。

　グレコローマンでは、2012年ロンドン・オリンピックで３階級を制覇しながら、2013・14年の世界選手権では１選手ずつの優勝。2015年世界選手権とリオデジャネイロ・オリンピックでは優勝選手を輩出できなかった。

　フリースタイルでは復調を続け、グレコローマンでは再興を目指す。