2016.09.16

イランの男子グレコローマン監督が交代、新体制で東京オリンピックへ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 イランの「タシニム通信社」が報じたところによると、イランのレスリング協会は男子グレコローマンのモハマド・バナ監督との契約を更新しないことを決めたという。

 イランの男子グレコローマンは、バナ監督が率いた2012年ロンドン・オリンピックで3階級を制覇する強さを見せた。しかし、ハサン・ババク監督が引き継いだあと、2013・14年の世界選手権は1階級ずつの優勝。昨年の世界選手権(米国)は優勝がなく(銀1・銅2)、国別対抗得点は4位と低迷した。

 世界選手権の直後にババク監督が更迭され、バナ監督が復帰して期待されたが、リオデジャネイロ・オリンピックは75kg級のサエイド・モウラド・アブドバリと98kg級のガセム・レゼエイの銅メダル2個に終わった。

 就任期間が短かったので「更迭」という意味ではないようだが、新体制で東京オリンピックを目指すもよう。後任は明らかにされていない。