※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン98kg級メダリスト。左から、2位=ヤスマニー・ダニエル・ルゴ・カブレラ(キューバ)、優勝=アルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)、3位=センク・イルデム(トルコ)、ガセム・レゼエイ(イラン) 《撮影・保高幸子》
【金メダル】Aleksanyan, Artur(アルトゥール・アレクサニャン=アルメニア)
1991年10月21日生まれ、24歳。10歳からレスリングを始める。2010年世界ジュニア選手権優勝、2012年欧州選手権優勝を経て、2012年北京オリンピック96kg級3位。翌2013年世界選手権は2位。2014年から2度の世界選手権を含めて3年連続世界一へ。
アルメニアのレスリングとしては1996年のアルメン・ナザリアン(のちにブルガリア国籍へ)以来、20年ぶりの金メダル獲得。
アルトゥール・アレクサニャンの話「金メダル獲得はとても誇りに思え、きょうは特別の日だ。決勝の相手のキューバ選手はとても強い選手で、いつも通りの攻撃をやってきた。私はとても注意深く闘わなければならなかったが、コーチのアドバイスにしっかり耳を傾けることができた」
《優勝までの試合結果》 決 勝 ○[3-0]Lugo Cabrera, Yasmany Daniel(キューバ) 準決勝 ○[Tフォール、9-0]Ildem, Cenk(トルコ) 3回戦 ○[Tフォール、8-0]Alexuc-Ciurariu, Alin(ルーマニア) 2回戦 ○[5-2]Timoncini, Daigoro(イタリア) 1回戦 BYE |
【銀メダル】Lugo Cabrera, Yasmany Daniel(ヤスマニー・ダニエル・ルゴ・カブレラ=キューバ)
1990年1月24日生まれ、26歳。2009年にパンアメリカン選手権と世界ジュニア選手権で優勝。その後、パンアメリカン選手権は2012~14年に優勝し、2014年パンアメリカン大会も優勝するも、世界選手権でのメダルには縁がなかった。今回が世界大会としては初のメダル獲得。
【銅メダル】Ildem, Cenk(センク・イルデム=トルコ)
1986年1月5日生まれ、30歳。 2005・06年欧州ジュニア選手権優勝、2006年世界ジュニア選手権と好成績を挙げたが、シニアではなかなか世界のトップには行けず、2008年北京オリンピックは11位。2014年の世界選手権で3位となり、15年は13位だったが、世界予選最終戦優勝でリオデジャネイロ・オリンピックに出場。銅メダルを取った。
【銅メダル】Rezaei, Ghasem(ガセム・レゼエイ=イラン)
1985年8月18日生まれ、30歳。2004年アジア・ジュニア選手権優勝で国際舞台へ。2007年世界選手権3位を経て、2008年北京オリンピックへ出場(16位)。その後、世界選手権には出場できなかったが、2012年ロンドン・オリンピックに出場して優勝。2013年世界選手権3位、2015年同2位と好成績を続けた。
《決勝VTR》 Aleksanyan, Artur○[3-0]●Lugo Cabrera, Yasmany Daniel(キューバ)
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