※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
リオデジャネイロ・オリンピック最終日は8月21日、リオデジャネイロ市内のカリオカ・アリーナ2で男子フリースタイル2階級が行われ、65kg級は2014年世界王者のソスラン・ラモノフ(ロシア)、97kg級は昨年の世界王者のカイル・スナイダー(米国)が優勝した。
男子フリースタイルも終了し、参加が危ぶまれたロシアは、男子グレコローマンの2階級に続いて2階級を制した。20歳9ヶ月のスナイダーは米国の男子フリースタイルで最年少のオリンピック・チャンピオンとなった。
米国は男子フリースタイルでは、1972年ミュンヘン大会から、不参加だった1980年モスクワ大会を除き、11大会連続で優勝選手を輩出。スナイダーは通算50人目のオリンピック王者へ(男子グレコローマンは3人、女子は1人)。
3スタイルの合計では、ロシアと日本が4階級で優勝。2位は日本、ロシアとも3選手。3位はロシアが2選手で、日本は0。メダルの数ではロシアが上回った。
以下、キューバと米国が2階級ずつで優勝し、セルビア、アルメニア、カナダ、ジョージア、イラン、トルコが1階級ずつで優勝した。
各階級の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【65kg級】=21選手出場
▼決勝
Soslan Ramonov(ロシア)○[Tフォール、2:06=11-0]●Togrul Asgarov(アゼルバイジャン)
▼3位決定戦
Frank Chamizo(イタリア)○[5-3]●Frank Molinaro(米国)
Ikhtiyor Navruzov(ウズベキスタン)○[8-7]●Ganzorig Mandakhnaran(モンゴル)
▼準決勝
Togrul Asgarov(アゼルバイジャン)○[7-4]●Frank Chamizo(イタリア)
Soslan Ramonov(ロシア)○[Tフォール、3:32=18-7]●Ikhtiyor Navruzov(ウズベキスタン)
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【97kg級】=19選手出場
▼決勝
Kyle Snyder(米国)○[2-1]●Khetag Gazyumov(アゼルバイジャン)
▼3位決定戦
Albert Saritov(ルーマニア)○[Tフォール、5:39=10-0]●Elizbar Odikadze(ジョージア)
Magomed Ibragimov(ウズベキスタン)○[6-4]●Valeri Andriitsev(ウクライナ)
▼準決勝
Kyle Snyder(米国)○[9-4]●Elizbar Odikadze(ジョージア)
Khetag Gazyumov(アゼルバイジャン)○[Tフォール、3:55=10-0]●Valeri Andriitsev(ウクライナ)