※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
8月2日(火)~5日(金)に広島県東広島市の東広島運動公園体育館で開催されるインターハイの3日(水)~4日(木)には、公開競技で女子の個人戦が行われる。
昨年、初めて3年連続優勝選手が誕生したが、今年も52kg級の奥野春菜(三重・久居)と70kg級の進藤芽伊(大阪・香ヶ丘リベルテ)が3連覇を目指す。また、6月の全日本選抜選手権48kg級で優勝した49kg級の須崎優衣(東京・安部学院高)が2年生にして2連覇を目指す。
各階級の各階級の見どころを探った。《JWFデータベース》
《大会日程》
8月2日(火) 開会式 / 学校対抗戦・1~3回戦
3日(水) 学校対抗戦・準々決勝~決勝 / 女子・1回戦~準々決勝
4日(木) 女子・準決勝~決勝 / 男子・1~3回戦
5日(金) 男子・準々決勝~決勝 / 表彰式
《東広島運動公園》 http://h-hiroshima-sportspark.com/index.html#f01
JR「東広島駅」から3.1km(バスで5分)
東広島呉自動車道馬木ICから国道375号線経由3.7km (車で 5分)
個人戦・女子/組み合わせ | 46kg・49kg | 52kg・56kg | 60kg・65kg | 70kg |
【46kg級】
昨年2位で、6月のアジア・ジュニア選手権44kg級優勝の佐藤雛子(東京・安部学院)と、4月のジュニアクイーンズカップで佐藤を破って優勝した中村未優(埼玉・埼玉栄)の争いか。中村は5月の全日本選抜選手権で4位に入賞するなどシニアの間でも実力を発揮し始めている。
7月のアジア・カデット選手権46kg級優勝の吉元玲美那(埼玉・埼玉栄)、同43kg級優勝の小坂歩未(岐阜・高山西)が国際舞台での経験を生かして優勝争いに加われるか。
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【49 kg級】
全日本選抜選手権48kg級で優勝し、シニアでも通じる力を持つ須崎優衣(東京・安部学院)の優位は動くまい。盤石の強さで、2年生で2連覇を達成するか。
昨年46kg級3位で世界カデット選手権43kg級優勝の田南部夢叶(東京・帝京)、アジア・ジュニア選手権51kg級3位の堀千咲(東京・安部学院)らが、その牙城を崩せるか。
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【52 kg級】 3年連続優勝を目指す奥野春菜(三重・久居)
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【56 kg級】
昨年優勝の澤葉菜子(愛知・至学館)が2年連続優勝を目指す。今年はJOC杯カデット56kg級で優勝し、全日本選抜選手権55kg級に参戦して4位入賞。シニアの世界でも通じる力をつけている。
ジュニアクイーンズカップ、JOC杯カデットとも決勝で澤と闘い(いずれも56kg級)、敗れたのが南條早映(東京・安部学院/JOCエリートアカデミー)。前者が0-1、後者が2-2のラストポイントで、内容はほぼ互角。南條は7月のアジア・カデット選手権優勝の勢いを持ち込み、優勝を勝ち取りたいところ。
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【60 kg級】
2014年に56kg級で優勝しながら、昨年はベスト8に終わった熊野ゆづる(東京・安部学院)が2年ぶりの優勝を目指す。ジュニアクイーンズカップとJOC杯(ともにジュニア59kg級)で連続優勝し、全日本選抜選手権58kg級2位と、最高に勢いがある。
2回戦(熊野の初戦)で対戦しそうなのが、昨年のアジア・カデット選手権56kg級優勝の河内沙樹(大阪・香ヶ丘リベルテ)。同じブロックには7月のアジア・カデット選手権60kg級優勝の近藤凛(高知・高知南)がいる。熊野の牙城に迫れるか。
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【65 kg級】 2年生にして2連覇を目指す森川美和(東京・安部学院)
対戦成績で森川に分が悪い松雪成葉(愛知・至学館)は、全日本選抜選手権では0-3の黒星。大きな差はない。7月のアジア・カデット選手権優勝の実績をもって、今度はどう闘うか。
松雪と同じブロックには、カデット60kg級でジュニアクイーンズカップとJOC杯を制した小玉彩天奈(高知・高知南)がいる。昨年はこの階級で、森川に敗れて2位だった。松雪を破り、森川へのリベンジ戦に挑めるか。
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【70 kg級】
昨年世界カデット選手権2位の進藤芽伊(大阪・香ヶ丘リベルテ)が3年連続優勝を目指す。
進藤が1回戦を勝てば、2回戦で昨年の決勝の相手の松雪泰葉(愛知・至学館)と対戦する。松雪は昨年から今年の間に、クリッパン女子国際大会カデット70kg級優勝や全日本選抜選手権75kg級2位と国内外で飛躍している。
反対のブロックからは、昨年3位でアジア・カデット選手権2位の福島宇美(東京・安部学院)が勝ち上がるか。