※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は7月28日、ロシアのドーピング問題にからんで結成した特別委員会の調査により、男子フリースタイル57kg級の代表だったビクトル・レベデフ以外のロシア16選手に問題がないことを発表、国際オリンピック委員会(IOC)に出場を推薦することを発表した。(注=ロシアは女子53kg級以外の17階級でリオデジャネイロ・オリンピックの出場枠を取っていた)
レベデフは2006年の世界ジュニア選手権でドーピング違反の過去があり、IOCがロシアの出場の条件のひとつとした「過去にドーピング違反歴がないこと」に抵触した。
特別委員会は、レベデフの代わりは「レベデフが出場枠を取った試合の次ランクされている国」とし、ベラルーシに出場枠が与えられた。レベデフは昨年の世界選手権で3位となってオリンピック出場枠場枠を獲得。7位のベラルーシが出場枠を取っていないため、ベラルーシが恩恵を受けることになった。