※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
リオデジャネイロのマットに立つ、2連覇を目指すことができるか、ナタリア・ボロビエワ=2015年世界選手権(撮影・矢吹建夫)
チームを引っ張るのは、69kg級の現役世界チャンピオンで、2012年ロンドン・オリンピック72kg級に続く連覇を目指すナタリア・ボロビエワ。58kg級はロンドン・オリンピック55kg級5位で、2014年世界選手権2位のバレリア・コブロワが2大会ぶりの出場を目指すナタリア・ゴルツを退けて代表となった。
48kg級は昨年の世界選手権5位の選手ではなく、昨年の欧州ジュニア選手権優勝、世界ジュニア選手権3位で21歳のミラナ・ダダシェワが選ばれた。シニアの世界選手権の出場経験はない。世界ジュニア選手権では優勝した五十嵐未帆(至学館大)が破っている選手。
63kg級も世界選手権の出場経験がないインナ・トラジュコワが欧州予選2位で出場枠を取った選手を退けて代表となった。今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)の決勝で伊藤彩香(東新住建)を破り、優勝している。
75kg級は昨年の世界選手権7位で、世界予選最終戦で出場権を取ったエカテリナ・ブキナ。
各階級の代表選手は下記の通り。
◎女子
▼48kg級 Milana Dadasheva=2015年世界ジュニア選手権3位
▼58kg級 Valeria Koblova=2014年世界選手権2位
▼63kg級 Inna Trazhukova=2016年ヤリギン国際大会優勝
▼69kg級 Natalya Vorobieva=2015年世界選手権優勝
▼75kg級 Ekaterina Bukina=2015年世界選手権7位