※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
共同通信など多くのメディアが報じたところによると、世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが7月18日、カナダ・トロントで記者会見し、2014年ソチ冬季オリンピックで、ロシアが同国スポーツ省の監督の下、ロシア選手の禁止薬物使用が発覚しないように検査結果を操作したとする調査結果を公表した。
ロシアのドーピング疑惑が報じられた時から、リオデジャネイロ・オリンピックからのロシアの出場停止を求める声があった。数日前には米国やカナダなどの反ドーピング機関が、WADAの調査で違反が立証された場合は同オリンピックと同パラリンピックの全競技でロシアの出場停止を求める方針を明らかにしていた。
ロシアの"クロ"が確定したことにより、リオデジャネイロ・オリンピックからロシア選手団全体の締め出しが懸念される事態となった。