※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は5月23日、国際オリンピック委員会(IOC)が認める特別枠(通称ワイルドカード)により、下記の4選手がリオデジャネイロ・オリンピックの出場権を獲得したことを発表した。
■男子フリースタイル74kg級 Asnage CASTELLY(ハイチ)
■男子フリースタイル125kg級 Skilang Florian TEMENGIL(パラオ)
■女子48kg級 Sotheara CHOV(カンボジア)
■女子48kg級 Brenda Yamlyeth BAILEY GOMEZ(ホンジュラス)
ワイルドカードは、発展途上の国の振興を手助けするため特別に出場を認める制度。通常、オリンピック予選に参加しながら、出場枠を1枠も取れなかった国に与えられている。
レスリングは、昨年秋からの4度の予選で336選手が出場枠を獲得。定数は344選手であるため、開催国が1枠も取れなかった場合に最大4選手、その他の国が4選手の計8選手にワイルドカードが与えられるシステムだった。
ブラジルは男子グレコローマンで1選手、女子で4選手の出場枠を獲得したので、ワイルドカードの授与はないものと思われる。その4枠がどうなるかは不明。