※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2年ぶり優勝のイラン=UWWホームページより
男子グレコローマンのワールドカップ(国別対抗戦)が5月19~20日、イラン・シラーズで行われ、イランとロシアの決勝はイランが8-0で勝利。2年ぶりの優勝を遂げた。イランは2010年に初優勝したあと、2011・12・14年と優勝を重ね、今回が5度目の優勝。
3位はトルコで、4位がカザフスタン。昨年優勝のアゼルバイジャンは6位に終わった。
イランは、全試合出場ではないが、66kgに2012年ロンドン・オリンピック60kg級王者のミオド・ノルージ、75kg級に2011年世界選手権66kg級優勝のサエイド・アブドバリ、98kg級にロンドン・オリンピック96kg級優勝のガセム・レザエイら、リオデジャネイロ・オリンピック出場を控える選手を起用。ベストに近いメンバーだった。
ロシアは、ゴギ・コクアシビリ監督によると3、4番手の選手。「トップ選手はオリンピックを目指してトレーニングしている。リオデジャネイロでは最高のメンバーをお見せする」と話した。同国の男子グレコローマンは全階級でオリンピックの出場枠を獲得。これまでは、候補選手をとことん競わせ、オリンピック1ケ月前の最終エントリー直前に代表を決めている。
各試合結果は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【ファイナル】
▼決勝
イラン○[8-0]●ロシア
▼3位決定戦
トルコ○[4-4]●カザフスタン(勝ち点は16-14)
▼5・6位決定戦
ベラルーシ○[4-4]●アゼルバイジャン(勝ち点は14-12)
▼7・8位決定戦
ウクライナ○[5-3]●ドイツ
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【予選Aグループ】
▼1回戦
ロシア○[7-1]●ベラルーシ、カザフスタン○[5-3]●ドイツ
▼2回戦
ロシア○[7-1]●ドイツ、カザフスタン○[5-3]●ベラルーシ
▼3回戦
ロシア○[7-1]●カザフスタン、ベラルーシ○[5-3]●ドイツ
《順位》[1]ロシア 3勝、[2]カザフスタン 2勝1敗、[3]ベラルーシ 1勝2敗、[4]ドイツ 3敗
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【予選Bグループ】
▼1回戦
トルコ○[5-3]●アゼルバイジャン、イラン○[8-0]●ウクライナ
▼2回戦
イラン○[7-1]●アゼルバイジャン、トルコ○[6-2]●ウクライナ
▼3回戦
アゼルバイジャン○[5-3]●ウクライナ、イラン○[7-1]●トルコ
《順位》[1]イラン 3勝、[2]トルコ 2勝1敗、[3]アゼルバイジャン 1勝2敗、[4]ウクライナ 3敗