71kg級と80kg級の世界王者が１階級下で出場枠獲得…オリンピック世界予選最終戦（男子グレコローマン）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　【イスタンブール（トルコ）、池田安佑美】リオデジャネイロ・オリンピックの世界予選最終戦は５月８日、トルコ・イスタンブールで男子グレコローマン全階級が行われ、各階級２選手がオリンピック出場権を獲得。全階級で選手が出そろった（ワイルドカードでの選抜選手を除く）。

　59kg級では、2012年ロンドン・オリンピックの55kg級を含め世界を７度制しているハミド・スーリヤン（イラン）が優勝。この勝利で、イランは男子両スタイル12階級でオリンピックへの出場を決めた。

　66kg級では、昨年の世界選手権71kg級優勝のラスール・チュナエフ（アゼルバイジャン）が優勝。初の予選出場にしてオリンピック行きのキップを手にした。

　75kg級も80kg級世界王者のセルクク・セビ（トルコ）が優勝して出場枠を獲得。トルコからは98kg級でもセンク・イルデムが勝ち、２階級で出場枠をゲット。ジョージアも85kg級と130kg級で出場枠を手にした。

　各階級の成績は下記の通り。（太字が出場枠獲得）　

　◎男子グレコローマン

　【59kg級】
［1］Soryan, Hamid（イラン）
［2］Thielke, Jesse David（米国）
［3］Tsymbaliyuk, Dmitriy（ウクライナ）
［3］Islamov, Donior（モルドバ）

　【66kg級】
［1］Chunayev, Rasul（アゼルバイジャン）
［2］Tsarev, Ruslan（キルギス）
［3］Vardanyan, Armen（ウクライナ）
［3］Karecinski, Dawid（ポーランド）

　【75kg級】
［1］Cebi, Selcuk（トルコ）
［2］Aleksandrov Tihomirov, Daniel（ブルガリア）
［3］Rosengren, Robert Patrik（スウェーデン）
［3］Starcevic, Bozo（クロアチア）

　【85kg級】
［1］Kudla, Denis（ドイツ）
［2］Kobliashvili, Robert（ジョージア）
［3］Adomaitis, Laimutis（リトアニア）
［3］Basar, Metehan（トルコ）

　【98kg級】
［1］Ildem, Cenk（トルコ）
［2］Timoncini, Daigoro（イタリア）
［3］Hassler, Oliver（ドイツ）
［3］Baldauf, Felix（ノルウェー）

　【130kg級】
［1］Euren, Johan Magnus（スウェーデン）
［2］Kajaia, Iakobi（ジョージア）
［3］Metodiev, Miloslav（ブルガリア）
［3］Chebbi, Radhouane（チュニジア）