2016.05.04

【オリンピック世界予選最終戦・展望(7)】モンゴル、韓国が敵か…男子フリースタイル97kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 《大会日程》
5月6日(金) 男子グレコローマン
   7日(土) 女子
   8日(日) 男子フリースタイル


 【男子フリースタイル97kg級】=日本代表・山口剛(ブシロード)

 《出場枠獲得状況》青が出場枠を獲得

 世界の強豪が順調に抜けていってくれている中で、アジアの強豪が2人残った。一人は2014年アジア選手権優勝・世界選手権7位のクデルブルガ・ドルジカンド(モンゴル)。アジア予選は3位で、地元での世界予選第1戦が4位。男子フリースタイル5階級で出場枠を獲得しているモンゴルの最後の意地を見せるか。

 もう一人は、2013年アジア選手権96kg級優勝のキム・ヤエガン(韓国)で、世界予選第1戦で山口剛を破って5位に入った。今春の予選3大会連続で出場してくることは間違いないだろう。

 欧州勢の筆頭は欧州選手権2位のイワン・ヤンコウスキ(ベラルーシ)か。欧州予選は12位に終わったが、2014年にも欧州選手権3位になっている。

 ドイツは3度の予選で別の選手が出場している。昨年の世界選手権7位のステファン・ケレールは2012年オリンピック出場のベテラン。欧州予選には欧州選手権3位のエリク・チエレが出場して9位、世界予選第1戦は22歳のゲンナディ・クディノビッチが出て7位。今度はだれが出てくるか。

 パンアメリカンからは、2015年パンアメリカアン大会2位でパンアメリカン予選3位、のアージュン・ギル(カナダ)が目立つ程度。世界予選第1戦は15位だった。