※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
オリンピックのマットが遠い、ハミド・スーリヤン(イラン)
アジア予選では初戦で太田忍(日体大)に敗れて出場枠を逃していた。イランはアジア予選終了の段階で、6階級中4階級で代表権を獲得し、今大会は59kg級と130kg級で枠取りに挑んだ。130kg級は今大会で優勝して代表権獲得したので、59kg級だけが最終予選までもつれこむことになった。
スーリヤンはアジア予選と今大会を連戦したため、5月5~8日の最終予選(トルコ)には別の選手が出てくる可能性もある。
59kg級は今大会、元世界王者やオリンピック・メダリストが同ブロックに固まる大激戦区となった。スーリヤンのみならず、ロンドン銅メダルのピーター・モドス(ハンガリー)や北京銅のロマン・アモヤン(アルメニア)などがまだ出場権を獲得できていない。
5月のトルコ最終予選も激戦が予想されるが、スーリヤン、またはイラン選手はリオデジャネイロ・オリンピックのマットに立てるか。