2016.04.19

オリンピック欧州予選結果→世界予選第1戦・展望(8)…男子グレコローマン130kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 4月17日にセルビア・ズレニャニンで行われたリオデジャネイロ・オリンピックの欧州予選最終日で、日本がこのあと出場枠を目指す男子グレコローマン130kg級は、2013年世界選手権120kg級王者のヘイキ・ナビ(エストニア)と、2014年世界選手権5位のエデュアルド・ポップ(ドイツ)が出場枠を獲得した。

 出場枠を逃した強豪選手は下記の通り。

イオシフ・チュゴシビリ(ベラルーシ)=2012年オリンピック5位/2016年欧州選手権3位
バリント・ラム(ハンガリー)=2015年欧州大会5位
ルボミール・ディミトロフ(ブルガリア)=2014年世界選手権5位

 大会間隔と地理的な問題で、これらの選手が今月22~24日の世界予選第1戦(モンゴル・ウランバートル)へ参加するかどうかは微妙。スウェーデンはこの大会に出た選手ではなく、2014年世界選手権7位で3月の欧州選手権3位のヨハン・マグナス・エウレンが出てくると思われる。ジョージアも今大会の選手ではなく、2015年欧州大会5位、3月のU-23欧州大会優勝のイアコビ・カジャイアの出場が予想される。
 


 【男子グレコローマン130kg級・展望】=日本代表・園田新(拓大)

園田新(拓大)

 《出場枠獲得状況》=青が出場枠獲得の国

 パンアメリカンの強豪は出場枠を獲得済み。アジアからは、まずイランが残っている。あとはアジア予選3位のムミンヨン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)、2015年アジア選手権2位のメン・チアン(中国)らが要注意選手。

 欧州からは、欧州予選に出場しなかった2014・16年欧州選手権3位のヨハン・マグナス・エウレン(スウェーデン)がモンゴル決戦に照準を合わせていると思われる。同様に、3月のU-23欧州大会優勝のイアコビ・カジャイア(ジョージア)も欧州予選を飛び越えてモンゴル決戦狙いと思われる。