※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界の主要メディアが伝えたところによると、世界反ドーピング機関(WADA)は、禁止薬物リストに1月から加えたメルドニウムについて、3月1日以前のドーピング検査で検出量が1マイクログラム以下である場合は容認する新たな見解を発表した。
WADAの調査などによると、不整脈などの治療に使われるメルドニウムは体内に摂取して全て排出されるまでに数カ月かかるとの見解があることなどが主な理由。
この問題でロシアのスポーツ界が揺れており、レスリング界からも2人が陽性反応を示した。ミハイル・マミアシビリ会長はレスリング選手のリオデジャネイロ・オリンピック出場の辞退もありうるとしていたが、これは回避されそう。ジョージアのレスリング選手6人も暫定資格停止処分を受けていたが、これは解除された。