※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
3月18日(金) 男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級
(注)下記はエントリーが判明する前の記事です。3月11日にエントリーが判明しました⇒クリック
《男子グレコローマン59kg級展望》
【出場枠獲得済みの国】北朝鮮、カザフスタン、キルギス
【状況】
昨年の世界選手権では北朝鮮、カザフスタン、キルギスの3ヶ国が出場枠を取ったが、世界王者経験のイラン、アジア王者経験のウズベキスタンという強豪が残る意外な結果へ。韓国も強く、3ヶ国獲得済みとはいえ強豪が残っている。
----------------------- リオデジャネイロを目指すか、ハミド・スーリヤン(イラン)
2014年世界選手権ほか、ロンドン・オリンピックを含めて世界一をのハミド・スーリヤン(30歳)が出場枠を逃している。世界選手権のあと国際大会出場がないが、果たして今回の予選に出てくるか。スーリヤンでなければ、1月のタクティカップで優勝し、2月のアジア選手権2位のサマン・アブドウルバリ(24歳)が有力。
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【ウズベキスタン】
2014年世界選手権3位で、2014・15年アジア選手権優勝のエルムラト・タスムラドフ(24歳)の出場は間違いあるまい。世界選手権11位のあと、11月のゴールデンGP決勝大会で2位、今年1月のイワン・ポドブニー国際大会(ロシア)2位と実力を見せている。
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【韓国】
昨年のアジア選手権5位で、世界選手権は7位とあと一歩だったキム・セオウングハク(23歳)が有力候補だが、世界軍隊選手権3位のチョイ・ヒェオンムク、2014年世界選手権9位のリー・ユンバエク(29歳)の可能性もある。
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【中国】
2014年アジア大会3位のキイェ・チアンが、2014年の世界選手権で8位入賞のルミン・ワンのどちらかが出てくるだろう。チアンは今年1月のパリGPで優勝している。続くハンガリーGPは不調。ワンはパリGP決勝でチアンに敗れたが、ハンガリーGPでは3位に入賞した。
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【その他】
2月のアジア選手権3位のガウドラフ・シャーマ(インド=24歳)は2014年世界軍隊選手権で2位に入っている選手なので要注意選手。タジキスタンやトルクメニスタンには特に強豪は見当たらない。
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《出場可能国》
イラン、インド、タイ、韓国、イラク、日本、タジキスタン、トルクメニスタン、台湾、ウズベキスタン
※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。