2015.08.11

【全日本ビーチ選手権・特集】全国中学選手権制覇へのステップ! “おひざ元”から計良涼介(TEAMドン・キホーテ)が優勝

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

優勝と優秀選手賞獲得の計良涼介(TEAMドン・キホーテ)

 株式会社ドン・キホーテの全面的な支援の下で開催されている全日本ビーチ選手権。“おひざ元”の「TEAMドン・キホーテ」から中学生・軽量級で計良涼介が優勝。優秀選手賞にも選ばれ、「今後の選手生活に生かしたい」とうれしそう。

 2013・14年の全国少年少女選手権を連覇するなど、全国少年少女選抜選手権を含めて5季連続全国優勝を遂げていた選手。埼玉・飯能市在住で、東京・上野にあるTEAMドン・キホーテの道場に往復4時間をかけて通っていた努力が実った。中学進学に際しては、通いやすいようにと東京・赤羽の私立中学(成立学園中)に進学し、レスリングにかけている。

 6月の全国中学選手権は、4回戦でJOC杯カデット選手権王者の田中開偉(和歌山県・那智勝浦町立下里3年)に敗れて1年生王者はならなかった。これが進学後初の“全国制覇”ということになる。

 「マットの上でのレスリングに役立てば、と思って参加した」という計良は、「足腰の強化に役立つ」と砂の上でのレスリングを評す。グラウンド・レスリングはないが、グレコローマン的な差し、押しの技術向上にも役立ちそう。

 ただ、そんな堅苦しいことではなく、「楽しくできた」と、いつものレスリング大会とは別のムードの中で行われる大会を楽しんだ様子。試合はあっという間に終わり、進行も早いので、「緊張する時間もなかった」とのこと。楽しさの中で試合度胸もついていきそうだ。

 「この優勝を機に、来年の全国中学生選手権では優勝したい」と、今後の飛躍を誓っていた。