【2015年世界選手権・展望】男子グレコローマン71kg級…ロシア代表はだれか？

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

※エントリー未発表時点での予想です

　非オリンピック階級だけに、出場する選手が読みづらい階級。昨年の世界選手権を制したチンギス・ラバザノフ（ロシア）は階級を上げたもようなので、他の選手が予想される。ラバザノフに匹敵する実力を持っているか。

　同じく昨年の欧州選手権を制したハンガリーからは、2012年ロンドン・オリンピック２位のタマス・ロエリンツではなく、今年の欧州大会２位のバリント・コルパシが予想される。その欧州大会を制した2014年欧州２位のラスール・チュナエフ（アゼルバイジャン）も優勝候補の一角となろう。

　昨年のアジア選手権とアジア大会を制したジュン・ジヒュン（鄭智鉉＝韓国）は地元アジア大会を優勝で飾って引退。韓国からだれが代表となっているか不明だが、どの程度の実力か。

　アジアからは、イラン代表が予想されるアジア選手権優勝のラミン・タヘリサルタングか、ニコラ・ペトロフ国際大会（ブルガリア）優勝のアフシン・ビャバンガードが強敵となろう。

■ＵＷＷ（世界レスリング連盟）ランキング＝2015年６月末時点
［1］Rasul Chunayev（アゼルバイジャン）＝欧州大会優勝
［2］Afshin Byabangard（イラン）＝ニコラ・ペトロフ国際大会優勝
［3］Balint Korpasi（ハンガリー）＝欧州大会２位
［4］Ramin Taherisartang（イラン）＝アジア選手権優勝
［5］Frank Staebler（ドイツ）＝欧州大会３位
［6］Mindia Tsulukidze（グルジア）＝欧州大会５位
［7］Yuri Denisov（ロシア）＝リュボミール・イワノビッチ国際大会優勝
［8］Yunus Ozel（トルコ）＝ベービ・エムレ国際大会２位
［9］Sachino Davitaia（グルジア）＝ベービ・エムレ国際大会３位
［10］Ruslan Tsarev（キルギス）＝アジア選手権２位

　■2014年世界選手権成績
［1］Chingiz Labazanov（ロシア）
［2］Yunus Oezel（トルコ）
［3］Rasul Chunayev（アゼルバイジャン）
 〃  Afshin Byabangard（イラン）
［5］Varsham Boranyan（アルメニア）
 〃  Aleksander Demyanovich（ベラルーシ）
［7］Shermet Permanov（トルクメニスタン）
［8］Demeu Zhadrayev（カザフスタン）