【2015年世界選手権・展望】男子フリースタイル125kg級…タハ・アクグエル（トルコ）が優勝候補の最右翼
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子フリースタイル125kg級／展望
※エントリーが不明の段階の予想です 昨年の世界選手権表彰式。左からコメイル・ガセミ（イラン）、タハ・アクグエル（トルコ）、ターベル・ドアグネフ（米国）＝撮影・保高幸子
昨年のアジア選手権優勝で、世界選手権決勝でアクグエルに３－４で惜敗したコメイル・ガセミ（イラン＝27歳）は、今年のアジア選手権で２位。巻き返しなるか。ガセミを破ってアジア選手権王者となったアイアル・ラザレフ（キルギス＝29歳）は、これが初のビッグタイトル。地力か、フロックか？
世界選手権３位で、96kg級時代を含めて世界一に６度輝いている（2004年アテネ・オリンピックを含む）ハジムラド・ガチャロフ（ロシア＝32歳）は、欧州大会は初戦敗退と不振。果たしてロシア代表として出場するか。
イランはアジア大会と今年のタクティ・カップ（イラン）を制したパルビス・ハジ（27歳）が出場してくる可能性もある。
同じく世界選手権３位のターベル・ドラグネフ（米国＝29歳）は、2012年ロンドン・オリンピックと2013年世界選手権の120kg級でともに５位と、コンスタントに世界のトップに顔を出している。優勝争いに加わる可能性は十分。
アジア勢は、前述の２選手のほか、昨年の世界選手権７位のチュルルンバト・ジャルガルサイカン（モンゴル＝31歳）、ロンドン・オリンピック120kg級５位で昨年のアジア大会２位のダウレット・シャバンベイ（カザフスタン＝３１歳、大会時32歳）などが上位入賞の可能性を持つ。
■ＵＷＷ（世界レスリング連盟）ランキング＝2015年６月末時点
［1］Taha Akgul（トルコ）＝欧州大会優勝
［2］Aleksey Shemarov（ベラルーシ）＝欧州大会２位
［3］Komeil Ghasemi（イラン）＝アジア選手権２位
［4］Muradin Kushkhov（ロシア）＝U-23欧州大会優勝
［5］Geno Petriashvili（ジョージア＝グルジア）＝欧州大会３位
［6］Jamalladin Magomedov（アゼルバイジャン）＝欧州大会３位
［7］Aleksander Khotsianivski（ウクライナ）＝欧州大会９位
［8］Alen Zaseev（ウクライナ）＝メドベジ国際大会２位
［9］Parviz Hadi（イラン）＝タクティカップ優勝
［10］Aiaal LAZAREV（キルギス）＝アジア選手権優勝
■2014年世界選手権成績
［1］Taha Akguel（トルコ）
［2］Komeil Ghasemi（イラン）
［3］Khadshimourad Gatsalov（ロシア）
〃 Tervel Dlagnev（米国）
［5］Aleksander Khotsianivski（ウクライナ）
〃 Aleksey Shemarov（ベラルーシ）
［7］Chuluunbat Jargalsaikhan（モンゴル）
［8］Aslan Dzebishov（アゼルバイジャン）
