2015.04.30

米国レスリング界のレジェンド、バーン・ガニア氏が死去

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 米国レスリング協会は4月28日、ホームページ上で米国レスリングの殿堂入りを果たしている元プロレスラーのバーン・ガニア氏が27日に死去したことを発表した。89歳。

 ガニア氏はミネソタ州の高校王者に2度輝いたあと、兵役でマットを離れたが、ミネソタ大で復帰。1948年に191ポンド(86.64kg)級、1949年に191ポンド以上級の全米学生(NCAA)王者へ、1949年には191ポンド級で全米選手権を制した。

 その後、プロレス入りし、スリーパーホールドを武器に台頭。1960年にミネアポリスでAWAを設立。プロモーター兼レスラーとして一時代を築き、日本でもジャイアント馬場やジャンボ鶴田らと名勝負を繰り広げた。

 日本のプロレス・メディアは「1948年ロンドン・オリンピック代表」と報じているが、同オリンピックには米国チームの補欠選手として帯同はしているものの、試合には出ていない。