2014.02.06

ロシアのプーチン大統領が引き続きのレスリング支援を明言…FILAラロビッチ会長と会談

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 国際レスリング連盟(FILA)のネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は2月4日、冬季オリンピックを控えるロシア・ソチでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、レスリングの発展とオリンピック競技としての存続について話し合った。FILAホームページが報じた。

 会談には、ロシア・スポーツ省のビタリ・ムトコ大臣、ロシア・レスリング協会のミハイル・マミアシビリ会長とゲオルギ・ブルソフ専務理事、オリンピック3連覇のアレクサンダー・カレリン氏らも同席した。

 プーチン大統領は「レスリングのないオリンピックは想像できない。レスリングは、音楽におけるモーツァルトやチャイコフスキーのような非常に重要な位置を占めている」と、レスリングの重要性を強調する一方、「テレビ受けするように改革し、現代のPR手段を駆使して、もっと発展させなければならない」と話したという。

 ラロビッチ会長はプーチン大統領に、FILAの最高の賞である金のネックレスを贈呈。「レスリングが短期間での闘いでオリンピック・ファミリーに残ることができたのは、ロシアの貢献があったから。ロシアとプーチン大統領の強力な支援がなければ、存続は不可能だった。その貢献に対して(金のネックレスを)贈ります」と話した。

 国際オリンピック委員会(IOC)の昨年9月の総会においてレスリングの2020年および2024年大会での実施は決まったが、2028年大会以降については決まってない。

 ソチでは5日からIOC総会が行われ、ラロビッチ会長はIOC委員ではないが、IOC委員に対するロビー活動で同地を訪れている。