※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界カデット選手権最終日は5月25日、セルビア・ズレニャニンで男子フリースタイル5階級が行われ、63kg級の藤波勇飛(三重・いなべ総合学園高)が銀メダル、46kg級の乙黒拓斗(JOCアカデミー)が銅メダルを獲得した。
藤波はイランやロシアなどの強豪国の選手を破って決勝へ進出。しかし決勝でアーロン・ピコ(米国)に敗れて殊勲を逃した。乙黒拓は準決勝で欧州カデット選手権3位のファジル・ハサノフ(アゼルバイジャン)に敗れた後、3位決定戦でトルコ選手を破った。
54kg級の乙黒圭祐(JOCアカデミー/東京・帝京高)も3位決定戦へ進んだものの、モンゴル選手に敗れて5位。
100kg級の宮原将裕(千葉・京葉工高)は初戦を勝ったものの2回戦で敗れ、76kg級の石黒峻士(埼玉・花咲徳栄高)は初戦で敗れ、ともに敗者復活戦へは回れなかった。
日本は前日と合わせて「金1・銀1・銅2」を獲得。昨年の「銅3」を上回り、国別対抗得点は5位に入った。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【46kg級】乙黒拓斗(JOCアカデミー) 3位=20選手出場
3決戦 ○[8-1]Deveci Bulent(トルコ)
準決勝 ●[5-8]Fazil Hasanov(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[フォール、1P(5-0)] Oscar Bulaqui(カナダ)
2回戦 ○[Tフォール、1P(8-0)]Bohdan Lazaryev(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【54kg級】乙黒圭祐(JOCアカデミー/東京・帝京高) 5位=23選手出場
3決戦 ●[Tフォール、2P(2-11)]Zandanbud Zanabazar(モンゴル)
準決勝 ●[Tフォール、2P(2-9)]Andriy Yatsenko(ウクライナ)
3回戦 ○[Tフォール、2P(12-2)]Ulukbek Zhooldoshbekov(キルギスタン)
2回戦 ○[Tフォール、2P(7-0)]Gevorg Tadevosyan(アルメニア)
1回戦 ○[Tフォール、1P(8-1)]Reynardt Louw(南アフリカ)
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【63kg級】藤波勇飛(三重・いなべ総合学園高) 2位=28選手出場
決 勝 ●[6-8]Aaron Pico(米国)
準決勝 ○[Tフォール、2P(9-2)]Bakar Ayubov(ロシア)
3回戦 ○[Tフォール、2P(8-1)]Ali Esmaeilpourjouybari(イラン)
2回戦 ○[フォール、1P(7-0)]Mateusz Kampik(ポーランド)
1回戦 ○[Tフォール、1P(7-0)]Anthony Montero(ベネズエラ)
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【76kg級】石黒峻士(埼玉・花咲徳栄高) 14位=24選手出場
1回戦 ●[3-6]Bo Nickal(米国)
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【100kg級】宮原将裕(千葉・京葉工高) 10位=21選手出場
2回戦 ●[4-5]Turkhan Gurbanov(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[Tフォール、2P(7-0)]Dario Niser Bajin(セルビア)