2013.08.21

FILAネナド・ラロビッチ会長(セルビア)が10月にイランを訪問

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 イランを中心とした国際的通信社のタスニム通信は、国際レスリング連盟(FILA)のナネド・ラロビッチ会長(セルビア)が今年10月にイランを訪問し、イラン・レスリング協会、イラン・オリンピック委員会などと会談するほか、イラン・ナショナルチームの練習場などを視察することを報じた。

 男子の階級を2階級減らすことや、イランでのメジャーイベント開催などについて話し合うという。

 イランはレスリングがサッカーと並ぶメジャー競技だが、FILAのラファエル・マルティニティー前会長(スイス)は、2002年にテヘランで行われた男子フリースタイルの世界選手権の際、観客に水をかけられるなどし、イランに対していい感情は持っていなかった様子。

 世界選手権や大陸選手は3スタイル同時にやることを決めたこともあり、宗教上の理由で女子の開催ができないイランからの大会開催要望をかたくなに拒むなど、あまりいい関係とはいえなかった。

 ラロビッチ会長の訪問は、FILAとイランの関係改善の目的があるものと思われる。