2026.07.08NEW

2026年U20アジア選手権(タイ)出場の男子フリースタイル・チームが帰国

 タイ・パタヤで行われた2026年U20アジア選手権に出場した男子フリースタイル・チームが7月7日、羽田空港着のタイ国際航空で帰国した。「銀1・銅2」で、一昨年、昨年と続いた金メダル獲得はならなかった。

 高橋侑希監督(山梨学院大講師)は「接戦をものにできない試合が多く、今後の強化が必要」と振り返る。攻撃の強さと能力は高いものの、守り、具体的にはタックルに入られたらすぐにテークダウンされてしまったり、ローリングを守れないことが目立ったそうだ。どの世代にも共通するが、「守りがしっかりできないと、接戦のときに勝つことはできない」と言う。

 よかった点は、最後まであきらめない姿勢があったこと。攻撃力は劣っていないだけに、「いいところを伸ばし、弱点を補強していきたい」と話した。

▲メダル獲得選手。左から甫木元起、永井陸斗、下田瑛太=チーム提供

 昨年の3位から2位に順位を上げた57kg級の永井陸斗(日大)は「優勝するつもりだったので、悔しい結果に終わりました。ただの負けではなく、次に生かせるようにしたい」と話し、順位を上げても、喜びはなし。決勝のウズベキスタン戦は、組み手や試合の流れは自分が押していたそうだが、「点数を取りに行くべきところで取りにいけず、押し出すべきところで押し出せなかった。点を取る能力が低かったと思います」と言う。

 準決勝のモンゴル戦でも、勝つことに徹しすぎたのか、警戒して自分のタックルができず、「理想的な試合ではなかった。決勝まで行けたとはいえ、反省の多い大会でした」と振り返った。

 12月の全日本選手権からオリンピックの予選が始まるが、「今のままでは絶対に勝てないと思う」と厳しい自己採点。明治杯全日本選抜選手権優勝後のプレーオフと今大会の反省点をふまえ、「悪い部分を直しつつ、いいところを伸ばしてオリンピック出場を目指したい」と話した。


 ■65kg級3位・下田瑛太(日体大)「優勝を目標にしていたので悔しいけど、メダルは取れてホッとしている。負けたイラン戦は自分が苦手な形になってしまい、修正し切れなかった。逆に、勝った試合は自分の形で試合を組み立てることができた。国際大会は初めてだけど、それほど緊張はせず、いつも通りに闘えたと思う。12月からオリンピックの予選が始まる。このメダル獲得を機に、(出身が同じ)高知県の先輩=清岡幸大郎、西内悠人=の争いに割って入れるように力をつけていきたい」

 ■86kg級・甫木元起(日体大)「初めての国際大会のメダルなので、ホッとしています。(負けたトルクメニスタン選手はシニア・アジア選手権3位の強豪)やはり力の差がありました。力負けというか。勝った初戦は先に自分のミスで失点しまいましたが、そのあと自分の力を出せて、いい感じでできました。3位決定戦は(途上国の)フィリピン選手が相手でしたが、油断することなく、相手の試合をしっかり研究して臨みました。銅メダルを取れてうれしかったので、このうれしさが増していくように頑張っていきたい」