2026.07.05NEW

2026年U20アジア選手権(タイ)出場の男子グレコローマン・チームが帰国

 タイ・パタヤで行われている2026年U20アジア選手権に出場した男子グレコローマン・チームが7月4日、羽田空港着のタイ国際航空で帰国した。87kg級の本橋矢大(拓大)のみが銅メダルを取るにとどまった。

 本橋は「4月のシニアのアジア選手権で悔しい思いをして(初戦敗退)、そこから一生懸命に練習してきた。メダルを取れたことはうれしい」と話す。しかし、準決勝が1ー1のスコアで負けたこともあり、「もっと上に行けた、との思いがあります。守りは徹底できたので、今後の練習は攻めの部分を中心にしたいと思います」と言う。

 シニア・アジア選手権は1試合だけだったが、シニアの力や技術に接したのは貴重な経験。今大会では大きな力の差は感じず、「今後に自信になりました」と国際舞台で闘っていく手ごたえを感じたようだ。「次は8月のインカレ(全日本学生選手権)。表彰台の一番上を目指して頑張りたい」と話した。

▲銅メダルを獲得して帰国の本橋矢大(拓大)

 富塚拓也監督(群馬・前橋育英高監督)は、銅1個の成績に「もう少し勝たせられると思った」と反省の弁。3位決定戦で惜敗した選手もいたので、よけいその気持ちがつのるようだ。

 外国選手との試合経験の少ない選手が多かったせいか。「0-0の展開で攻撃が少ないことが目立った」と言う。その点、銅メダルを取った本橋はリードしていても攻め続ける姿勢があり、それが銅メダルにつながったと見ている。全体的に、外国選手に比べると、技術面では劣っていなくてもフィジカルの差があり、「体が一回り小さく感じられた。体力アップが必要」と話した。

 清水早伸コーチ(自衛隊)は「先にパッシビティを取る(相手に科す)選手が少なかった。キャリアの差だと思う。先に取る練習はしていても、(外国選手との)試合になると取れない。確実に取れるように練習してほしい」と言う。先にパッシビティを取って試合の流れをつかむことが重要なので、先制攻撃の必要性を強調した。

 グラウンドでは、どの世代の日本選手も共通することだが、「(攻撃で)守られ、(防御で)取られ、だった」と言う。グラウンドの強化は長い期間が必要なので、「しっかり意識して練習してほしい」と言う。

 8月中旬のU20世界選手権(ブルガリア)にも帯同する予定。今回の遠征で感じたことを選手に伝え、好成績を目指す。