2026.07.02NEW

2026年U15アジア選手権(タイ)参加の男子フリースタイル・チームが帰国

 タイ・パタヤで行われた2026年U15アジア選手権に出場した男子フリースタイル・チームが7月1日、羽田空港着のタイ国際航空で帰国した。2選手が金メダルを取って前年を上回り、他に「銀2・銅4」の成績だった。

▲タイから帰国した男子フリースタイル・チーム

 伊東克佳監督(東京・グロリア)は「団体優勝を目指していたけど、3位という結果。一昨年の優勝、昨年の2位から順位を落としてしまったのは残念。全員がファイナル(3位決定戦以上)にからまないと優勝は難しいことを感じました」と無念の表情。優勝のインドが181点、2位のカザフスタンが175点で、日本は162点をマーク。あと2勝していれば優勝という状況だったので、悔しさがつのっているようだ。

 成長期の選手なので、短期間に体重が増えて減量のきつかった選手もいて大変な面があったそうだ。「各所属で鍛えてもらい、来年へ向けて強化していきたい」と前を向いた。

 栗森幸次郎コーチ(神奈川・KURI MORIFILM)は「選手はよく頑張ったと思います。各所属の先生方が熱心に指導していることが伝わり、選手もしっかり実力を出せた内容でした」と激闘をねぎらった。これまで弱いとされた重量級もびびらずに闘っていて、評価できることだと強調した。

▲メダル獲得選手

 3スタイルを通じると、2回目の参加となる男子グレコローマンで初のチャンピオンが生まれ、女子は大会最多の7階級制覇と好成績だった。U15の遠征には初めての帯同だった平井満生チームリーダー(山梨・甲府城西高教)は「日本がこんなに強いのか、と驚き、誇らしかったです。日本選手を見る周囲の目が違っていました」と話す。

 現地に応援に来た選手の保護者も多く、スタイルを超えて選手同士が応援し合うなど、チーム・ジャパンとしての団結と一体感があったと言う。「(応援は)一番目立っていた。日本のための大会か、と思うほどだった」と言う。そうした熱い気持ちが選手を盛り立てたという。

 U17に上がると、今大会には出ていなかったイランや中国が参加してくるわけで、大変さが増すことは確実。「この成績をU15だけの一過性にせず、シニアにまでつながる選手に育てていくことが必要だと思います」と総括した。

▲羽田空港国際線ターミナルの名物ともなったゴジラ像(2026年12月まで期間限定)の前で金メダルを掲げるガレダギ愛千(左=東京・自由ヶ丘学園高)と長田由宇(山梨・山梨ジュニア)


 ■44kg級優勝・長田由宇(山梨・山梨ジュニア)「うれしい、と言うより、楽しかった、という思いです。自分の場合、勝つときは、技ではなく感謝や思いやりなど周囲に配慮ができているときなんです。今回も心に余裕があったことが、最大の勝因だと思います。(決勝は自分有利の3-3から終盤に4-3へ)最後、追い上げられて怖かったですけど、勝ててよかったです。

 反省材料としては、もっと技のポテンシャルを増やし、得意な片脚タックルに入るための組み手を覚えたい。もっとパワーをつける必要も感じました。来年もU15に出られますけど、U17になってもアジアで優勝し、もっといい選手になりたいです」

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 ■57kg級優勝・ガレダギ愛千(東京・自由ヶ丘学園高)「去年が2位で、その忘れものを取り返せて、よかったです。去年は、決勝で8-0とリードしながら、そのあと気のゆるみやミスで点を取られて逆転されてしまいました。今回も決勝は8-0になりましたが、無理にテクニカルスペリオリティを狙わず、勝つことにこだわりました。

 (48kg級から)57kg級に上げたことで、力の差は感じ、自分のやりたい闘いができなかった部分はありました。足の動きが止まることがあったことを含め、今後の課題です。(兄・ガレダキ敬一がシニア・アジア王者になったことは)刺激になっています。兄に負けないだけの練習はしていると思っています。インターハイは(予選で負けて)出られないのですが、だからと言って、ふてくされることなく、頑張っていきたい」

▲羽田空港での最後のミーティング