モンゴル・チームの栄和人総監督が6月17~30日、愛知名古屋アジア大会(9月30日~10月3日)の代表を含むモンゴル女子チームを愛知・至学館大に呼び、至学館大・高校のほか、星城高の男子選手を相手に実力アップを図った。2月に育英大に受け入れてもらったことに続く日本修行。
育英大での合宿のときは、日によっては東京から日本代表レベルの選手も参加し、日本のトップ選手の実力に接した。今回は東京から遠いこともあって選手が来ることはなかったが、「星城高の男子選手との貴重な練習ができた」(栄総監督)と言う。
3日目に星城高校へ出向いて練習したが、高校生といえどもパワーでは男子選手の方があり、格好の練習相手になった様子。選手の方から「もう一回、練習したい」とリクエストがあり、期間中に2度目を実施した。モンゴル国内では、男女の交流がないわけではないが、女子は女子だけで練習することが多く、男子選手のパワーやタックルに新鮮さを感じていたという。
至学館大でのマット練習は基本的に2時間で、ときに2時間半、3時間となったが、栄総監督は「モンゴルに限らず、外国の選手は練習の後半になると座り込んでしまうね」と苦笑い。習慣の違いもあるので怒ることはしないが、「世界のトップになるには、このくらいの練習が必要だ、という内容を知ってもらったと思う」と強調。今後も日本スタイルを体で知ってもらい、「次の世代につなげてほしい」と話した。
期間中には、名古屋市のマリオットホテルで栄総監督を支援する企業などによる歓迎会が開催された。アジア大会開催地での応援を受け、選手は気持ちも新たにしたもよう。栄総監督は「至学館大の川瀬克祥コーチ、星城高校の瀬野春貴監督ほかにお世話になりました」と感謝した。
次の来日はアジア大会のときになるが、指導は2028年ロサンゼルス・オリンピックまで続く。アジア大会後も何度か日本での合宿を予定し、次回はモンゴル男子、女子の両チームを山梨学院大や日体大にお願いして強化したいという。
モンゴル女子のアジア大会代表は下記の通り。
▼50kg級 Byambasuren, Munkhnar=2025年世界選手権5位
▼53kg級 Bayanmunkh, Otgontuya=2025年アジア選手権3位
▼57kg級 Batkhuyag, Khulan=2024年パリ・オリンピック5位
▼62kg級 Togtokh, Altjin=2025年世界選手権59kg級3位
▼68kg級 Enkhsaikhan, Delgermann=2026年アジア選手権3位
▼76kg級 Enkh-Amar, Davaanasan=2026年アジア選手権優勝