7月1日(水)からタイ・パタヤで行われる2026年U20アジア選手権に出場する日本チームの先陣を切り、男子グレコローマン・チームが6月29日、羽田空港発のタイ国際航空で出発した。昨年は「銅3」で国別対抗得点は6位。一昨年に誕生したチャンピオンの輩出が目標となる。
富塚拓也監督(群馬・前橋育英高監督)は「高校生も含めて若いチーム。海外の試合を経験し、今後の競技力向上につながる試合をしてほしい」と期待する。グラウンドを守れないと一気に不利になってしまうが、勝つためにはスタンドでポイントを取ることが必要なので、双方とも力を入れることをリクエスト。
自身は今年2月の全日本チームが参加したUWWランキング大会(クロアチア)にコーチとして帯同し、シニアの国際大会のレベルを感じているが、U20の遠征は初。指導している育英大の選手も出場するので、日本選手の闘いぶりと展開されているレベルに接し、今後の指導に役立てたいと言う。
清水早伸コーチ(自衛隊)は、しばらく体育学校を離れており、昨年からレスリングの指導に復帰。初のチーム帯同となる。前日の練習を見て「だれもが生き生きしていた。いい成績を出せるようにバックアップしたい」と言う。
自衛隊選手のグレコローマンに比べれば技術的に教えることが多いが、「今の選手は、自分たちの世代より動画をしっかり見ていますよね」と、スマホ技術の発達によるプラスを指摘。研究熱心でレスリングに対する愛が感じられ、明るさがあるという。「伸びしろのある選手を、しっかりと伸ばしてやりたい」と話した。
3スタイルを統括する笹本睦チームリーダー(マルハン北日本)は「女子とフリースタイルは、けがさえなければ好成績を残すと思う。男子グレコローマンは、U15でいい成績を残したので、その勢いに乗って好成績を挙げたい」と期待。
指導もしたU15グレコローマン選手の成績がアップしたことは気持ちが盛り上がる。その選手がU17、U20に上がることで「好成績につながる」とし、今回の選手も「U23、シニアで活躍するための大事な大会。結果を求めるとともに、しっかり経験を積んでほしい」と話した。
大会スケジュールと日本選手団は下記の通り。
7月1日(水)男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
2日(木)男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級
3日(金)女子全階級
4日(土)男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
5日(日)男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級
【チームリーダー】笹本睦(マルハン北日本カンパニー)
【男子グレコローマン監督】富塚拓也(群馬・前橋育英高監督)、【同コーチ】清水早伸(自衛隊)
【女子監督】柳川美麿(育英大部長)、【同コーチ】有延大輝(至学館大コーチ)
【男子フリースタイル監督】高橋侑希(山梨学院大コーチ)、【同コーチ】保坂健(自衛隊)
【ドクター】小川美織(那須赤十字病院)、【トレーナー】森長純(ライオンズ整形外科クリニック)
【帯同審判】齋藤ほのか(東京・安部学院高)
【男子グレコローマン】
▼55kg級 仙波那琉(静岡・飛龍高)
▼60kg級 廣田雄介(専大)
▼63kg級 坂下太一(育英大)
▼67kg級 田中 陸(早大)
▼72kg級 江口 翼(拓大)
▼77kg級 伊藤慎人(育英大)
▼82kg級 松嶋 攻(日体大)
▼87kg級 本橋矢大(拓大)
▼97kg級 松本倖希(育英大)
▼130kg級 岩澤泰紀(福岡大)
【女子】
▼50kg級 江坂萌那(日体大)
▼53kg級 小川 舞(早大)
▼55kg級 池畑葉菜(育英大)
▼57kg級 櫻井杏菜(育英大)
▼59kg級 筒井 双(法大)
▼62kg級 吉川華奈(東洋大)
▼65kg級 河上桃子(九州女大)
▼68kg級 坂井 愛(中大)
▼72kg級 西岡 麦(京都・海洋高)
▼76kg級 藤田眞妃琉(群馬・前橋育英高)
【男子フリースタイル】
▼57kg級 永井陸斗(日大)
▼61kg級 田島 翼(日大)
▼65kg級 下田瑛太(日体大)
▼70kg級 助川遼成(立命館大)
▼74kg級 伊藤海里(山梨学院大)
▼79kg級 水崎竣介(拓大)
▼86kg級 甫木元起(日体大)
▼92kg級 淺野称志(中大)
▼97kg級 櫻井凪木(神奈川大)
▼125kg級 長谷川大和(大阪・大体大浪商高)