2025.12.08NEW

近大が28年(55大会)ぶり10度目の優勝…2025年西日本学生秋季リーグ戦・最終日

 2025年西日本学生秋季リーグ戦最終日は12月7日、大阪府泉佐野市・J:COM末広体育館で行われ、一部リーグは近大と立命館大が決勝を争い、近大が4-3で勝利。今年春季まで7季連続2位をストップし、1997年春季以来、28年(55大会)ぶり10度目の優勝を遂げた。

 近大と立命館大が決勝で対戦するのは大会史上初めて。近大が3連勝して王手をかけたが、立命館大が盛り返して3連勝。最終の57kg級で雌雄が決することになった。近大の由井廉太郎(2年)は第2ピリオドの中盤の段階で1-6とリードされて劣勢だったが、2-6のあと、ラスト56秒で相手優位の6-6へ。ラスト37秒に4点タックルを決め、10-6のスコアで終了のホイッスルを聞いた。

 近大はこの日の最初の試合だった予選リーグ3回戦で、昨年秋季まで6季連続で決勝で煮え湯を飲まされていた周南公立大を破って勢いをつけた。関西の大学が優勝したのは2017年春季の同志社大以来。3位決定戦は周南公立大が春季の覇者・九州共立大を破った。

▲1-6の劣勢から逆転し、チームに優勝を引き寄せた由井廉太郎

▲28年ぶりの優勝に、涙を流して喜ぶ萩原理実部長(左)らコーチ陣

▲萩原理実部長の体が初めて宙を舞った

 二部リーグは、一部から降格した中京学院大と春季3位だった日本文理大の決勝となり、日本文理大が4ー3で勝って優勝。一部最下位となった大体大と入れ替わって来季の一部復帰が決まった。

 3チーム参加の女子は、南九州大と福岡大が優勝をかけてリーグ3回戦で対戦。2勝2敗となり、フォール勝ちの差によって福岡大が初優勝した。

 試合結果は下記の通り。


順位一覧表 女子結果
一部リーグ 内訳成績 予選星取表
二部リーグ 内訳成績 予選星取表

《個人賞》
【八田杯(一部最優秀選手)】安田彪摩(近大)、【松井杯(一部敢闘賞)】尾関友陽(立命館大)
【小田原杯(二部最優秀選手)】 林真央(日本文理大)、【井川杯(二部敢闘賞)】李鑫碩(中京学院大)
【岩野杯(年間功労賞)】小林潮音( 立命館大)、【ゴールデンホイッスル賞】望月紀希(中京学院大)


一部リーグ

【順位決定戦】

▼決勝
近大○[4-3]●立命館大

▼3位決定戦
周南公立大○[4-3]●九州共立大

▼5・6位決定戦
帝塚山大○[4-3]●福岡大

▼7・8位決定戦
同志社大○[4-3]●大体大

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【予選A組】

▼3回戦
立命館大○[4-3]●九州共立大、福岡大○[4-3]●同志社大

《最終順位》[1]立命館大 3勝、[2]九州共立大 2勝1敗、[3]福岡大 1勝2敗、[4]同志社大 3敗

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【予選B組】

▼3回戦
近大○[5-2]●周南公立大、帝塚山大○[6-1]●大体大

《最終順位》[1]近大 3勝、[2]周南公立大 2勝1敗、[3]帝塚山大 1勝2敗、[4]大体大 3敗


二部リーグ

【順位決定戦】

▼決勝
日本文理大○[4-3]●中京学院大

▼3位決定戦
南九州大○[5-2]●天理大

▼5・6位決定戦
関大○[4-3]●関学大

▼7・8位決定戦
桃山学院大○[5-1]●大阪公立大

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【予選A組】

▼3回戦
中京学院大○[5-2]●天理大、関学大○[7-0]●大阪公立大

《最終順位》[1]中京学院大 3勝、[2]天理大 2勝1敗、[3]関学大 1勝2敗、[4]大阪公立大 3敗

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【予選B組】

▼3回戦
日本文理大○[4-3]●南九州大、関大○[5-2]●桃山学院大

《最終順位》[1]日本文理大 3勝、[2]南九州大 2勝1敗、[3]関大 1勝2敗、[4]桃山学院大 3敗


女子

【3チーム・リーグ戦】
南九州大○[4-0]●混成チーム
福岡大○[2-1]●混成チーム
福岡大○[2-2内容]●南九州大

《最終順位》[1]福岡大 2勝、[2]南九州大 1勝1敗、[3]混成チーム 2敗