2013.03.27

ペンシルベニア州立大が3連覇…全米学生選手権

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 全米学生選手権は3月21~23日に米国・アイオワ州デスモインズで行われ、184ポンド級と197ポンド級を制したペンシルべニア州立大が3年連続優勝を達成。165ポンド級のカイル・デイク(コーネル大)が大会史上3人目の4度目の優勝を達成した。

 ペンシルベニア州立大は123.5点をマーク。同じ2階級制覇のオクラホマ州立大の119.5点をわずかに上回って優勝した。3位はミネソタ大で103点。

 同大学は、日本レスリング協会が発足する前に内藤克俊さんが留学してレスリング部に在籍。主将を務め、1924年パリ五輪に出場した。いわば日本レスリング界の歴史のスタートとなる大学。1980年代には日体大OBの大石八郎さんがコーチを務め、現在の日本協会の高田裕司専務理事や佐藤満・前強化委員長がコーチ留学している。1996年アトランタ五輪代表であり、同年のNCAA選手権を制した阿部三子郎選手も在籍し、日本となじみ深い大学。

 現在はアテネ五輪優勝のカエル・サンダーソン監督が率いている。

 デイクは、パット・スミス(オクラホマ州立大)、カエル・サンダーソン(アイオワ州立大=前述)に続いてのV4達成者だが、141、149、157ポンド級に続いての優勝。すべて別階級という4度優勝は初。

 最終セッションの観客は1万6131人だった。