2013.02.03

岡倫之(日大)が100kg超級で優勝…プーチン大統領杯サンボ選手権

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

7月にロシア・カザンで行われるユニバーシアードのサンボ競技の日本代表候補選考会を兼ねたプーチン大統領杯サンボ選手権が2月2日、埼玉県上尾市・埼玉県立武道館で行われ、男子の100kg超級で全日本選手権の男子フリースタイル120kg級全日本チャンピオンの岡倫之(日大)が優勝した。

 大会はレスリング界と柔道界の協力のもとで開催。日本レスリング協会からは福田富昭会長、高田裕司専務理事、東日本学生連盟の藤沢信雄会長らが顔をそろえ、選手は日大のほか、山梨学院大、法大、東洋大、神奈川大などの選手が参加した。

 道着を着た闘い、試合時間が5分1ピリオド、バックを取っただけではポイントにならないなど、レスリングとは違うルールがレスリング選手にとってはやや厳しかったようで、岡以外の優勝選手はサンボ選手、または柔道選手で占められた。

 健闘むなしく初戦敗退に終わった全日本学生選手権と全日本大学グレコローマン選手権の60kg級で3位の雨宮隆二(山梨学院大)は「柔道の経験があるので道着の試合でもできると思ったのですが、袖を取られるとタックルができなくなる。こうしたあたりの練習をもっとすればよかった。タックルに入ってからの対応も違った」と戸惑いつつ、「違った緊張感を経験できた。この経験をレスリングに生かしていきたい」と話した。

 なお、ユニバーシアードで日本に与えられている出場枠は、男子4選手、女子3選手であり、日本代表は今回の優勝選手の中から選抜される。

 各階級の上位選手は下記の通り。


福田富昭会長のあいさつ

ユニバーシアードを目指した闘いが行われた


【男子】

階級 優  勝 準優勝 3   位
52kg級 中島 涼 根葉 隆行 香川 智彦
(法大) (日体大) (東洋大)  
57kg級 荒木 将徳 朝比奈健人 米山 輝 嶋田 裕太
(日体大) (山梨学院大) (大東大) (法大)
62kg級 田中 温人 石井 勇人 吉田 一輝 進藤 寛生
(国際武道大) (東海大) (日体大) (日体大)
68kg級 佐藤 拓哉 濱本 豊 松嶋 朔 加賀 俊将 
(国際武道大) (山梨学院大) (東洋大) (東海大)
74kg級 江藤 康太 原口 直也 倉野 真之介 内藤 明俊
(東海大) (東海大) (法大) (日体大)
82kg級 高森 泰孝 宮下 裕吉 古川 太一 長原 佑太
(日体大) (日体大) (東海大) (東海大)
90kg級 上原 滋行 樋口 源太 中村 風太 下田 一輝
(東海大) (大東大) (山梨学院大) (法大)
100kg級 松雪 直斗 高橋 祐太 菊地 真登 松野 裕也
(東海大) (法大) (國學院大) (山梨学院大)
+100kg級 岡 倫之 高橋 一真 古川 正人
(日 大) (東海大) (神奈川大)  

【女子】

 

階級 優  勝 準優勝 3   位
48kg級 勝間 愛理 赤間 すみ江 竹下 栞 坂口 仁美
(山梨学院大) (環太平洋大) (東洋大) (国際武道大)
52kg級 高田 知穂 佐伯 豊 櫻井 友香
(山梨学院大) (東海大) (大東大)  
56kg級 小松 柔 向 奈都美 中野 まどか
(環太平洋大) (山梨学院大) (日体大)  
60kg級 中山 はるな 若林 美生 木下 茜 鳥居 加奈
(山梨学院大) (国際武道大) (法大) (環太平洋大)
64kg級 生田 茜 小山 亮子 歌田 圭純 照木 栞
(東海大大学院) (山梨学院大) (東洋大) (環太平洋大)
68kg級 木村 輝美 村瀬 由樹 峰松 春名 稲森 美咲
(環太平洋大) (国際武道大) (日体荏原高) (山梨学院大)
72kg級 高橋 ルイ 岡田 尚子 川本 真緒
(環太平洋大) (環太平洋大) (国際武道大)  
80kg級 濱田 尚里  牧野 夢果 前谷 真歩
(山梨学院大) (環太平洋大) (国際武道大)  
+80kg級 村瀬 晴香 佐川 和穂 町 純香 新井 えりな
(千葉薬品) (国際武道大) (山梨学院大) (国際武道大)