2024.12.09

【12.19~22天皇杯全日本選手権・展望(5)】古市雅子(自衛隊)と新倉すみれ(神奈川大)の争いか…女子72kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 2024年天皇杯全日本選手権は、12月19日(木)~22日(日)に東京・代々木競技場第2体育館で行われ、来年6月予定の明治杯全日本選抜選手権とともに2025年世界選手権(9月・クロアチア)の代表選考を兼ねる。各階級の見どころをさぐった。

《大会要項》 《観戦チケット販売》
《大会日程》=試合開始は午前9時30分。1回戦~決勝を1日で実施
12月19日(木)男子グレコローマン82・87・97kg級/男子フリースタイル61・65・70kg級/女子65・68kg級
   20日(金)男子グレコローマン67・72・77kg級/男子フリースタイル92・97・125kg級/女子55・62・72kg級
   21日(土)男子グレコローマン55・63・130kg級/男子フリースタイル74・79・86kg級/女子50・59・76kg級
   22日(日)男子グレコローマン60kg級/男子フリースタイル57kg級/女子53・57kg級


女子72kg級展望(12月20日実施)

▲本来の階級へ戻り、全日本チャンピオンへの返り咲きなるか=2024年全日本選抜選手権、撮影=矢吹建夫

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

 2021年世界チャンピオンで今年の全日本選抜選手権2位の古市雅子(自衛隊)と、全日本学生選手権2連覇の新倉すみれ(神奈川大)の争いとなるか。古市は2年前からオリンピック階級の68kg級で闘っていた。本来の階級に戻して実力を発揮したい。新倉は2024年全日本女子オープン選手権でも優勝するなど好調。

 昨年3位の藤倉優花(育英大)は、10月にU23世界選手権に出場(9位)。国際大会での経験を生かして優勝戦線に浮上したい。

 全日本学生選手権2位の小原春佳(法大)、全国社会人オープン選手権優勝の石田眞子(奈良県協会)らが上位へ進出できるか。

《2024年明治杯全日本選手権成績》
《天皇杯全日本選手権・歴代優勝選手》=男子フリースタイル男子グレコローマン女子


エントリー選手(7選手)

※今年の明治杯全日本選抜選手権のこの階級の3位以内の選手以外はアイウエオ順

《2024年全日本選抜選手権2位》
古市雅子(ふるいち・まさこ=自衛隊)
1996年10月20日生まれ、28歳。熊本県出身。JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高~日大卒。2023年全日本選手権68kg級3位
石田眞子(いしだ・まこ=奈良県協会)
2005年6月1日生まれ、19歳。奈良県出身。2024全国社会人オープン選手権優勝
小原春佳(こばる・はるか=法大)
2005年4月5日生まれ、19歳。埼玉県出身。茨城・鹿島学園高卒。2024年全日本学生選手権2位
坂井愛(さかい・あい=岐阜・岐阜工高)
2006年8月18日生まれ、18歳。岐阜県出身。2024全日本女子オープン選手権3位
中村旭(なかむら・あさひ=日体大)
2004年12月16日生まれ、20歳。新潟県出身。東京・日体大桜華高卒。2024年2024年ジュニアクイーンズカップU20 2位
新倉すみれ(にいくら・すみれ=神奈川大)
2003年3月15日生まれ、21歳。神奈川県出身。東京・安部学院高卒。2023年全日本選手権2位
藤倉優花(ふじくら・ゆうか=育英大)
2003年4月4日生まれ、21歳。群馬県出身。東京・安部学院高卒。2024年全日本選抜選手権4位