※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2023年西日本学生春季リーグ戦最終日は5月21日、大阪・堺市金岡公園体育館で一部リーグの予選リーグ3回戦と順位決定戦が行われ、決勝は3季連続で周南公立大と近大が激突。周南公立大がチームスコア6-1で勝ち、4季連続、徳山大時代から通算して22度目の優勝を遂げた。
ともに予選リーグを全勝で勝ち上がって決勝へ進出。周南公立大は、第1試合の74kg級で昨年の西日本学生新人戦優勝の西村将希が終了間際の微妙な判定をしのいで先行。第2試合の65kg級で同新人戦61kg級優勝の小石原央義が同65kg級優勝の宇藤憲峰をテクニカルフォールで破って波に乗った。
第3試合の57kg級を新人戦優勝の宮原健史郎が勝ち、第4試合の125kg級を新人戦グレコローマン86kg級優勝の権田龍が勝って4勝目。奇しくも昨年の新人戦のチャンピオン4人が4連勝し、勝負を決めた。
近大は第1試合で増谷瞭が終了間際に猛攻を仕掛け、場外に押し出して逆転したかに見えたが認められず、波に乗ることができなかった。3位は日本文理大が3季連続で食い込んだ。
6大学の総当たりリーグ戦で実施された二部リーグは、最終の5回戦で福岡大と帝塚山大が全勝で対戦。福岡大がチームスコア3-0から、3-3に追い上げられたものの、第7試合の70kg級で昨年の西日本学生選手権3位の吉田海耶が勝ち、5戦全勝で優勝。1季で一部リーグ復帰を決めた。3位は同志社大。
各試合結果は下記の通り。
順位・個人賞 | 星取表 | 一部・内訳成績 | 二部・内訳成績 |
《個人賞》
【八田杯(一部最優秀選手)】清水目光生(周南公立大)、【松井杯(一部敢闘賞】中原朱里人(近大)
【小田原杯(二部最優秀選手)】吉田海耶(福岡大)、【井川杯(二部敢闘賞】吉田奬健(帝塚山大)
【順位決定戦】
▼決勝
周南公立大○[6-1]●近大
▼3位決定戦
日本文理大○[5-2]●立命館大
▼5・6位決定戦
九州共立大○[4-3]●中京学院大
▼7・8位決定戦
大体大○[5-2]●関大
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【Aリーグ】
▼3回戦
周南公立大○[5-2]●立命館大、中京学院大○[5-2]●大体大
《順位》[1]周南公立大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]中京学院大 1勝2敗、[4]大体大 3敗
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【Bリーグ】
▼3回戦
近大○[6-1]●日本文理大、九州共立大○[6-1]●関大
《順位》[1]近大 3勝、[2]日本文理大 2勝1敗、[3]九州共立大 1勝2敗、[4]関大 3敗
▼4回戦
福岡大○[5-2]●天理大、帝塚山大○[6-1]●同志社大、桃山学院大○[6-1]●大阪公立大
▼5回戦
福岡大○[4-3]●帝塚山大、同志社大○[6-1]●桃山学院大、天理大○[6-1]●大阪公立大
《順位》[1]福岡大 5勝、[2]帝塚山大 4勝1敗、[3]同志社大 3勝2敗、[4]天理大 2勝3敗、[5]桃山学院大 1勝4敗、[6]大阪公立大 5敗