※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ザグレブ(クロアチア)】2023年の世界レスリング連盟(UWW)のランキング・シリーズ第1戦、「クロアチア・オープン」最終日は2月5日、クロアチア・ザグレブで男子グレコローマン6階級が行われ、60kg級の3位決定戦で日本選手同士の対戦が実現。河名真偉斗(自衛隊)が稲葉海人(日体大大学院)を破って銅メダルを獲得した。
河名はエジプトと米国選手を破ったあと、準決勝で昨年のアジア選手権2位のメフディ・モフセン・ネヤド(イラン)に黒星。3位決定戦で敗者復活戦を勝ち上がってきた稲葉との対戦となり、第1ピリオドを2-0でリード。最後は4-1で勝ち、6年ぶりの国際大会で初のメダルを獲得した。
稲葉は初戦の2回戦でメフディ・モフセン・ネヤド(前述)に敗れたが、敗者復活戦で昨年の世界選手権8位のカオ・リグオ(中国)に勝利。河名と銅メダルをかけて対戦したが敗れた。
97kg級の奈良勇太(警視庁)は初戦白星のあと2回戦で敗れ、130kg級の奥村総太(拓大)は初戦黒星。ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。55・72・82kg級は出場していない。
【60kg級】河名真偉斗(自衛隊) 3位=19選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[4-1]稲葉海人(日体大大学院)
準決勝 ●[0-7]Mehdi Seifollah MOHSEN NEJAD(イラン)
3回戦 ○[3-2]Dalton James ROBERTS(米国)
2回戦 ○[Tフォール、4:27=10-1]Ahmed Fouad Fouad Hussein BAGHDOUDA(エジプト)
1回戦 BYE
------------------------------------
【60kg級】稲葉海人(日体大大学院) 5位=19選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[1-4]河名真偉斗(自衛隊)
敗復戦 ○[5-1]Liguo CAO(中国)
2回戦 ●[3-7]Mehdi Seifollah MOHSEN NEJAD(イラン)
1回戦 BYE
------------------------------------
【97kg級】奈良勇太(警視庁) 13位=29選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[フォール、2:28=2-4]Tyrone STERKENBURG(オランダ)
1回戦 ○[4-1]Filip SMETKO(クロアチア)
※敗者復活戦へ回れず
------------------------------------
【130kg級】奥村総太(拓大) 19位=20選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[Tフォール、1:33=0-9]Marcel ALBINI(チェコ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず