※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟・アジア(UWWアジア)は2022年のベスト・コーチを発表し、女子は日本代表チームの金浜良ヘッドコーチ(サントリービバレッジソリューション)が選出された。2019・21年の笹山秀雄氏(東京オリンピック女子監督)に続く受賞。
男子グレコローマンはイランのモハメド・バナ、男子フリースタイルもイランのペズマン・ドロストカルの両コーチが選ばれた。
金浜コーチは、日本女子チームのアジア選手権と世界選手権の活躍が評価された。日本女子チームは、4月のアジア選手権(モンゴル)で「金7・銀2」をり、国別対抗得点で2位のモンゴルに60点の大差をつけて優勝。
U17とU15のアジア選手権(キルギス、バーレーン)は、インドの若手選手の台頭でともに国別対抗得点の優勝を逃したが、金浜コーチが同行したU20アジア選手権(バーレーン)では6階級を制し、国別対抗得点ではチャンピオンの座を奪還。
U17世界選手権(イタリア)とU20世界選手権(ブルガリア)の国別対抗得点でも優勝させて日本の実力を示したあと、シニアの世界選手権(セルビア)で、1階級を負傷で欠きながら「金5・銀1・銅3」の成績を残し、国別対抗得点で8大会連続優勝を飾った。
その後のU23世界選手権(スペイン)でも7階級を制し、国別対抗得点では2位の米国の107点に大差をつけて優勝している。
男子グレコローマンのイランは、世界選手権でこそ優勝選手を輩出できなかったものの、アジア選手権で4階級を制するなどの活躍で、キルギスとカザフスタンを抑えてバナ・コーチが選ばれた。
男子フリースタイルのイランは、アジア選手権で6階級を制して国別対抗得点で優勝。世界選手権では「金2・銀3・銅1」の成績を挙げて国別対抗得点で2位。ドロストカル・コーチが選出された。