※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権第8日は9月17日、セルビア・ベオグラードで新たに男子フリースタイル4階級がスタート。61kg級の樋口黎(ミキハウス)が決勝進出を決めた。65kg級の山口海輝(日体大助手)と97kg級の石黒峻士(新日本プロレス職)は上位進出ならなかった。
樋口は、初戦の2回戦で欧州選手権3位のイスラム・デュダエフ(アルバニア=元ロシア)にテクニカルフォール勝ち。3回戦でも昨年3位・今年の欧州選手権優勝のアルセン・ハルチュニャン(アルメニア)にアンクルホールドの速攻がさえてテクニカルフォールで勝った。
準決勝は、2018年に全米大学(NCAA)選手権を制したセス・グロス(米国)と対戦。ポイントを取り合う試合となったが、最後は15-7で勝ち、決勝進出を決めた。東京オリンピック57kg級5位のレザ・アトリ(イラン)と金メダルをかけて闘う。
山口は、1回戦で2021年U23欧州選手権優勝のエリク・アルシャニアン(ウクライナ)にテクニカルフォール勝ちしたが、2回戦でアジア選手権3位のアッボス・ラフモノフ(ウズベキスタン)に5-5のビッグポイント差で黒星。石黒は1回戦でU20欧州選手権優勝のムカヒト・セリク(トルコ)に5-6で惜敗。ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【61kg級】樋口黎(ミキハウス) 24選手出場《トーナメント表》
決 勝 Reza Ahmadali ATRINAGHARCHI(イラン)=18日に実施
準決勝 ○[15-7]Seth Anthony GROSS(米国)
3回戦 ○[Tフォール、1:02=10-0]Arsen HARUTYUNYAN(アルメニア)
2回戦 ○[Tフォール、2:56=11-0]Islam DUDAEV(アルバニア)
1回戦 BYE
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【65kg級】山口海輝(日体大助手) 27選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[5-5B]Abbos RAKHMONOV(ウズベキスタン)
1回戦 ○[Tフォール、4:54=12-2]Erik ARUSHANIAN(ウクライナ)
※敗者復活戦に回れず
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【97kg級】石黒峻士(新日本プロレス職) 23選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[5-6]Mucahit CELIK(トルコ)
※敗者復活戦に回れず