※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権第5日は9月14日、女子4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝へ進んだ50kg級の須﨑優衣(キッツ)と65kg級の森川美和(ALSOK)が優勝、76kg級の鏡優翔(東洋大)が銅メダルを獲得した。
須﨑は、昨年3位のオトゴンジャルガル・ドルゴルジャフ(モンゴル)と対戦。がぶり返しで先制し、一気にフォールへ持ち込んで圧勝した。前日の3試合と合わせ、全4試合を無失点、第1ピリオドのフォールかテクニカルフォールで勝ち抜き、世界選手権では2018年以来の優勝を飾った。
森川は東京オリンピック62kg級出場のシア・ロン(龍佳=中国)を相手に慎重に試合を進め、2-0の勝利。昨年の2位を上回る初の世界一に輝いた。3試合すべてで6分間を闘う結果だったが、無失点で勝ち抜いた。
鏡は、敗者復活戦でアジア選手権3位のグルマラル・イェルケバエワ(カザフスタン)を2-1で下して3位決定戦へ進出。パンアメリカン選手権2位のゲネシス・レアスコ(エクアドル)に4-0で勝ち、初の世界選手権出場で銅メダルを手にした。
各選手の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)
【50kg級】須﨑優衣(キッツ) 優勝=22選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[フォール、1:23=4-0]Otgonjargal DOLGORJAV(モンゴル)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[フォール、2:24=8-0]Miesinnei Mercy GENESIS(ナイジェリア)
3回戦 ○[Tフォール、0:30=10-0]Anna LUKASIAK(ポーランド)
2回戦 ○[Tフォール、0:41=10-0]Thi Xuan NGUYEN(ベトナム)
1回戦 BYE
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【65kg級】森川美和(ALSOK) 優勝=14選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[2-0]Jia LONG(龍佳=中国)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[3-0]Mimi Nikolova HRISTOVA(ブルガリア)
2回戦 ○[2-0]Mallory Maxine VELTE(米国)
1回戦 BYE
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【76kg級】鏡優翔(東洋大) 3位=25選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[4-0]Genesis Rosangela REASCO VALDEZ (エクアドル)
敗復戦 ○[2-1]Gulmaral YERKEBAYEVA(カザフスタン)
(以下、前日に実施)
3回戦 ●[2-4]Yasemin ADAR(トルコ)
2回戦 ○[2-1]Francy RAEDELT(ドイツ)
1回戦 ○[3-0]Dymond Precious GUILFORD(米国)