※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権第5日は9月14日、新たに女子4階級がスタート。準決勝までが行われ、57kg級の櫻井つぐみ(育英大)と68kg級の石井亜海(育英大)が決勝進出を決め、59kg級の元木咲良(育英大)と72kg級の古市雅子(自衛隊)は3位決定戦へ回る。
櫻井は、初戦の2回戦で欧州選手権2位のエベリナ・ニコロバ(ブルガリア)にテクニカルフォール勝ちし、3回戦で欧州選手権優勝のアリナ・フルシナ(ウクライナ)に2-2で勝利。準決勝でU23欧州選手権優勝のジャラ・アリエワ(アゼルバイジャン)をテクニカルフォールで破った。欧州のトップ選手を連破し、決勝では昨年優勝のヘレン・マル―リス(米国)と対戦する。
石井は1回戦でブラジル選手を破り、2回戦で欧州選手権2位のポーリーヌ・カルパンティエ(フランス)を3-0で撃破。3回戦は、昨年の世界チャンピオンを破って勝ち上がってきたリンダ・モライス(カナダ)に逆転フォール勝ち。準決勝は、昨年のU23世界選手権3位のニシャ(インド)に5-4で競り勝った。決勝で、東京オリンピック優勝のタミラ・メンサ・ストック(米国)に挑む。
元木は、8月のU20世界選手権(ブルガリア)で競り勝ったダグバシ・エブル(トルコ)にフォール勝ちで発進。2回戦でイスラム競技大会2位のアリョーナ・コレスニク(アゼルバイジャン)にもフォールで勝った。しかし、準決勝は東京オリンピック57kg級7位で今年の欧州チャンピオンのアナスタシア・ニチタ(モルドバ)に5-7で敗れた。
古市は、1回戦で中国選手に4-3で勝ったあと、2回戦で欧州選手権3位のケンドラ・ダクサー(フランス)に8-4で勝利。しかし、準決勝は今年のU20世界選手権優勝のアミット・エロル(米国)に2-3で敗れ、2年連続優勝の望みが消えた。銅メダルを目指す。
各選手の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)
【57kg級】櫻井つぐみ(育英大) 19選手出場《トーナメント表》
決 勝 Helen Louise MAROULIS(米国)=15日実施
準決勝 ○[Tフォール、4:46=10-0]Zhala ALIYEVA(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[2-2]Alina HRUSHYNA AKOBIIA(ウクライナ)
2回戦 ○[Tフォール、5:16=12-0]Evelina Georgieva NIKOLOVA(ブルガリア)
1回戦 BYE
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【59kg級】元木咲良(育英大) 14選手出場《トーナメント表》
3決戦 (対戦相手未定)=15日実施
準決勝 ●[5-7]Anastasia NICHITA(モルドバ)
2回戦 ○[フォール、1:50=6-0]Alyona KOLESNIK(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[フォール、2:42=5-0]Ebru DAGBASI(トルコ)
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【68kg級】石井亜海(育英大) 23選手出場《トーナメント表》
決 勝 Tamyra Mariama STOCK MENSAH(米国)
準決勝 ○[5-4]Nisha NISHA(インド)
3回戦 ○[フォール、2:37=5-8]Linda MORAIS(カナダ)
2回戦 ○[3-0]Pauline Denise LECARPENTIER(フランス)
1回戦 ○[Tフォール、3:00=10-0]Grabriela PEDRO DA ROCHA(ブラジル)
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【72kg級】古市雅子(自衛隊) 14選手出場《トーナメント表》
3決戦 (対戦相手未定)=15日実施
準決勝 ●[2-3]Amit ELOR(米国)
2回戦 ○[8-4]Kendra Augustine Jocelyne DACHER(フランス)
1回戦 ○[4-3]Qiandegenchagan QIANDEGENCHAGAN(銭徳根査干=中国)