※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
今月10日からセルビア・ベオグラードで始まる2022年世界選手権の女子53kg級に出場する予定だった昨年の世界チャンピオン、藤波朱理(日体大)が、けがのため出場を辞退することになった。7日、金浜良・全日本女子ヘッドコーチが明らかにした。代替選手は派遣しない。
藤波は8月末の全日本合宿の初日にスパーリングで左足のリスフラン靱帯(足の甲)を痛めたという。骨に異常はなく、現在は自力で歩行できるというが、試合ができる状態ではなく、出場を辞退して国内で治療に専念するという。
金浜ヘッドコーチは「これから大事な試合が続く。これ以上悪くしてはいけない、という判断で決めた」と話した。