※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年インターハイは8月1日(月)~4日(木)に高知・高知県立県民体育館で行われる。個人戦・女子の見どころを探った。(1~2日が学校対抗戦、2~3日が個人戦・女子、3~4日が個人戦・男子)
【47kg級】=トーナメント表
昨年の大会で1年生チャンピオンに輝いた大井寿々(東京・日体大桜華)が連覇を達成するか。同決勝で敗れた眞柄美和(愛知・至学館高)のリベンジなるか。眞柄は全日本選抜選手権に出場するなどシニアの中で経験を積んでいる。
U17世界選手権からの帰国直後になるが、ジュニアクイーンズカップU17-46kg級優勝の松田幸々(京都・丹後緑風)が1年生チャンピオンに輝けるか。
【50kg級】=トーナメント表
昨年優勝の森川晴凪(愛知・至学館)が、その後、全日本選手権や全日本選抜選手権に出場している。シニアの中でもまれた実力を発揮して連覇なるか。
昨年3位の竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)は今年のジュニアクイーンズカップU17-49kg級優勝と力を発揮した。U17世界選手権の帰国直後の闘いで高校の頂点へ挑む。
【53kg級】=トーナメント表
昨年2位で今年のジュニアクイーンズカップU17優勝の選手(尾西桜=埼玉・埼玉栄高)は57kg級にエントリー。本命不在となった感がある。
ジュニアクイーンズカップU17-2位の湊莉菜(北海道・帯広北高)らが台頭するか。
【57kg級】=トーナメント表
ジュニアクイーンズカップU17-53kg級優勝の尾西桜(埼玉・埼玉栄高)がこの階級にエントリー。同57kg級優勝の内田颯夏(東京・帝京高/JOCエリートアカデミー)もエントリーした。組み合わせからして、闘うとしたら決勝。
ジュニアクイーンズカップU17-57kg級2位の太田早也香(埼玉・埼玉栄)は、U17アジア選手権2位に入賞と実力を伸ばしている。昨年2位の浅野稔理(東京・慶応女)、同3位の新井一花(愛知・至学館)らも優勝争いに加わる可能性は十分。激戦続きが予想される。
【62kg級】=トーナメント表
昨年優勝で2連覇を目指す佐々木すず(東京・安部学院)に、同決勝で惜敗したビャンバスレン・フウラン(愛知・至学館)がリベンジを目指す。佐々木はジュニアクイーンズカップU17-61kg級優勝で、U17世界選手権からの帰国直後の参戦となる。
昨年は佐々木に敗れての5位だった池畑菜々(兵庫・芦屋学園)は、今年のジュニアクイーンズカップU20-62kg級2位で、U20アジア選手権を制した。佐々木へのリベンジを目指す。勝ち進めば池畑とフウランが準決勝で対戦する組み合わせ。
【68kg級】=トーナメント表
昨年、1年生チャンピオンに輝いた北出桃子(愛知・至学館)に、同決勝で敗れた星野レイ(東京・日体大桜華)が挑む。ジュニアクイーンズカップU17-69kg級を制した吉田千沙都(愛知・至学館)もこの階級にエントリー。U17世界選手権からの帰国直後となるが、至学館の同門決勝なるか。
ジュニアクイーンズカップU20-65kg級で2位に入った伊藤渚(三重・いなべ総合学園)がU20アジア選手権でも2位に躍進するなど実力上昇中。栄冠を手にできるか。
【74kg級】=トーナメント表
昨年優勝の茂呂綾乃(東京・安部学院)が連覇を目指す。ジュニアクイーンズカップU20-76kg級でも優勝して好調。
昨年3位でジュニアクイーンズカップU17-73kg級優勝の駒田真琴(静岡・沼津城北)、同じく昨年3位で全日本選抜選手権出場を経験した中村旭(東京・日体大桜華)らが、その牙城を崩せるか。