【6.16～19明治杯全日本選抜選手権・展望（13）】屋比久翔平（ALSOK）がオリンピック3位の実力を見せるか…男子グレコローマン77kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　今年の世界選手権（9月10～18日、セルビア・ベオグラード）の日本代表を決める2022年明治杯全日本選抜選手権は、6月16日（木）～19日（日）に東京・駒沢体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権で優勝した選手が勝てば日本代表に決定。別の選手が勝てば、当日の全試合終了後、両者でプレーオフを行い、勝者が日本代表。各階級の見どころを探った。

《大会要項》 ／ 　《大会日程＝各日の実施階級》　／　《観戦チケット販売》

男子グレコローマン77kg級・展望（2022年6月19日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

幕張で見せた強さを、駒沢のマットで見せてくれるか、屋比久翔平（ALSOK）

　東京オリンピック銅メダルの屋比久翔平（ALSOK）がエントリー。強さを見せるか。

　全日本選手権優勝の櫻庭功大は負傷欠場。全日本選手権2位で学生二冠王者（全日本学生選手権・全日本大学グレコローマン選手権）の日下尚（日体大）が、その牙城を崩せるか。

　全日本選手権3位の前田明都（レスターホールディングス）、昨年4位の山田脩（日体大）、JOC杯U20優勝の堀北一咲望（日体大）がオリンピック銅メダリストにどこまで迫れるか。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女 子

2021年全日本選手権 → クリック

　▼決勝
櫻庭功大（自衛隊）○［10-4］●日下尚（日体大）

　▼3位決定戦
前田明都（レスターホールディングス）○［Ｔフォール、2:18=9-0］●水口竣介（拓大）

エントリー選手（10選手）

※昨年の東京オリンピック、全日本選手権のこの階級の1～3位以外はアイウエオ順

屋比久翔平

日下 尚

前田明都

《2021年東京オリンピック3位》
屋比久翔平（やびく・しょうへい＝ALSOK）
1995年1月4日生まれ、27歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高～日体大卒。174cm。2020年全日本選手権優勝

《2021年全日本選手権2位》
日下尚（くさか・なお＝日体大）
2000年11月28日生まれ、21歳。香川県出身。香川・高松北高卒。172cm。2021年全日本学生選手権優勝

《2021年全日本選手権3位》
前田明都（まえだ・みんと＝レスターホールディングス）
1998年5月23日生まれ、24歳。福井県出身。埼玉・花咲徳栄高～専大卒。180cm。2021年全日本選抜選手権3位

今村大地（いまむら・だいち＝日大）
2000年7月26日生まれ、21歳。福島県出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。168cm。2021年東日本学生選手権（秋季）優勝

掛水力（かけみず・りき＝日本文理大）
2001年8月19日生まれ、20歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高卒。171cm。2021年西日本学生選手権優勝

小堀雄大（こぼり・ゆうだい＝東洋大）
2001年6月28日生まれ、20歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高卒。172cm。2021年東日本学生選手権（秋季）新人戦優勝

堀北一咲望（ほりきた・いさみ＝日体大）
2003年3月31日生まれ、19歳。兵庫県出身。兵庫・西宮香風高卒。182cm。2022年JOC杯U20優勝

水口竣介（みずぐち・しゅんすけ＝拓大）
2001年2月18日生まれ、21歳。奈良県出身。奈良・大和広陵高卒。174cm。2021年全日本選手権4位

山崎然生（やまざき・ぜんしょう＝明大）
2001年8月16日生まれ、20歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。175cm。2021年全日本大学グレコローマン選手権3位

山田脩（やまだ・しゅう＝日体大）
2001年5月1日生まれ、21歳。愛知県出身。千葉・日体大柏高卒。170cm。2021年全日本学生選手権3位